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UVレジンの特徴や仕組み、活用シーンとは?光で固まる「アロンアルフア 光」についても詳しく解説!

知ろう

#使い方・注意#補修#DIY#工作

最近は、ご家庭でも手軽にプラスチックを成形できる商品が存在しますが、その中には、UV(紫外線)を当てることで固まるという仕組みのUVレジンという種類があるってご存じですか?

UVで固まる、というと、レジンやジェルネイルを思い浮かべる方もいると思いますが、本記事では、UVレジンとはどういう特徴のレジン(樹脂)なのか、分かりやすくご紹介します。

メリットやデメリット、そして、UVレジンと同様のメリットを持ち、さらに便利な接着剤「アロンアルフア 光」についても詳しくご紹介するので、ぜひご一読ください。

UVレジンとは

UVレジンの特徴と用途について、詳しく見ていきましょう。

特徴

UVレジンの特徴は、先述した通り、UV(紫外線)を当てることで固まるということ。

UVレジンは、シンナーのような有機溶剤を含まず、また、硬化のために硬化剤を混ぜる必要もなく(1液で硬化)、光を当てるだけで樹脂を成形することができます。

手軽に、思い通りの形の透明なプラスチックができてしまう便利グッズなんです。

用途

UVレジンは

  • ・ケーブルのコーティング
  • ・欠けてしまった部分の充填、パーツの複製
  • ・プラスチックの接合
  • ・アクセサリーパーツの接着、成形

などに活用されています。

クリアパーツの成型が安全に手軽にできるという特徴から、さまざまな場面で活躍します。

UVレジンのメリットとデメリット

UVレジンのメリットとデメリットについて、詳しく見ていきましょう。

メリット

UVレジンのメリットとして

  • ・光を当てると短時間で硬化できる
  • ・温度が低くても硬化する
  • ・硬化剤を混ぜなくてもいい(一液)
  • ・光を当てたところだけ固まるのでピンポイントで使用することが可能

ということが挙げられます。

1つずつ見ていきましょう。

短時間で硬化できる

硬化剤を混ぜて硬化させるレジンもありますが、硬化するまでに数分から数時間かかるものが一般的です。
一方、UVレジンは、UVライトを照射すると数秒から数十秒で硬化するので、作業スピードが格段に上がります。
また、ライトを照射するだけで作業完了。本当に手軽です。

温度が低くても硬化する

UVレジンの硬化に加熱は必要ありません。
そのため、プラスチックなどの熱に弱い素材にも使用することができるんです。
また、熱を使わないことから、作業中に火傷をする恐れもありません。

硬化剤を混ぜなくてもいい

液体のレジンを固めるためには、一般的には硬化剤を混ぜて反応させる必要があります。UVレジンは硬化剤を混ぜる必要がない1液タイプ。

したがって、計量や混合をする必要がなく、手間がかかりません。

また、溶剤を使用しないため、臭いも少なく、作業環境も良好に保つことができるんです。

光を当てたところだけ固まるのでピンポイントで使用することが可能

UVレジンは、UV(紫外線)を当てたところが硬化する仕組み。

光を当てたところだけ固まるため、ピンポイントでの成形が可能です。

デメリット

UVレジンのデメリットとして

  • ・「接着剤」ではないので、モノとモノをくっつけるのは苦手
  • ・光が当たらないと硬化しない
  • ・ライトが必要

ということがあげられます。

それぞれのポイントについてみていきましょう。

「接着剤」ではないので、モノとモノをくっつけるのは苦手

モノとモノをくっつける接着剤は、当たり前ですがくっつけてしまえばモノとモノに挟まれてしまいます。くっつけるモノが透明素材であれば別ですが、くっつけてしまえば外から見えませんので光を当てることは不可能です。ですから、一般的な「UVレジン」はモノとモノをくっつける「接着」機能は持たず、液状のレジンそのものを固めてプラスチック状にする機能に特化したグッズです。

光が当たらないと硬化しない

UVレジンは、UVを当てた箇所のみ硬化する仕組みです。

そのため、光が当たらない部分、つまり、パーツ等で隠れてしまう箇所には使用することができません。

ライトが必要

UVレジンの硬化には、ライトが欠かせません。

つまり、ライトがなければ使用できない、というのがデメリットとなります。

UVレジンよりすごい!「アロンアルフア 光」とは?

アロンアルフアなのに光でも固まる接着剤。

今までのアロンアルフアと全く同様に、ライトなしで瞬間接着剤として使うこともできますが、そこにUVレジンと同様のメリットをプラスして、さらに便利になったのが、こちらの「アロンアルフア 光」です。

アロンアルフア 光は、基本は瞬間接着剤として使用し、はみ出した部分をライトで固める、という使い方が基本ですが、UVレジンと同じように、樹脂を成形することもできるのがおすすめポイント。つまり、ハイブリッドなんです。

また、UVより目に優しい可視光(青色の光)で固まること、小さな部品・透明なモノの接着にとても便利なことも、魅力です。

それぞれのポイントについてみていきましょう。

UVより目に優しい可視光線(青色光)

光で固まる樹脂は、一般的にはUV(紫外線)ライトで固まるものが多いです。UVはエネルギーが高いので硬化させやすいためですが、そのぶん人の目にも悪影響を及ぼしやすいということです。

アロンアルフア 光」はUVよりも波長の長い可視光線(青色の光)で硬化するように設計されていて、付属のライトも可視光線を出すLEDライトです。
可視光線はUVよりもエネルギーが低いので、硬化させるために必要なライト照射時間は若干長くなりますが、それよりも目に優しいことを優先しています。

光が当たらないところも接着できる

UVレジンは、UVが当たらない場所は固まりません。

しかし、アロンアルフア 光は、光で「も」固まるアロンアルフア(瞬間接着剤)なので、他のアロンアルフアと同様に接着面の水分でも固まります。ライトが当たらないところも硬化するため、UVレジンでは貼り合わせることができなかった部分も接着可能なんです。

接着面すべてにライトが届かない場合も安心です。

小さな部品・透明な部品にとても便利

アロンアルフア 光はLEDライトを当てることで瞬時に硬化する瞬間接着剤。これまで、固まるまで手で押さえておくのが大変だったパーツや、スプレータイプの硬化促進剤では吹き飛んだりズレたりしてしまう繊細なパーツの接着も、簡単かつ思い通りに接着することができます。

光を当てて固めると透明になるので、透明素材の接着もキレイに仕上がります。

アクリルスタンドなどの透明素材におすすめだロン♪

アロンアルフア 光の使い方

アロンアルフア 光での接着は簡単4ステップ。

その使い方はというと…

1.まず、接着面の汚れをキレイに落とします

2.次に、接着したい場所の片面に少量滴下

3.接着する場所を貼り合わせます

4.接着した部分にライトを照射

ライトを照射するとはみ出した接着剤も瞬時に固まるのであっという間に接着完了です♪

アロンアルフア 光は蛍光灯や太陽光にも反応して硬化するので、作業途中もこまめにキッチンペーパーなどでキャップを拭いて、「カチッ」というまでキャップを閉めるようにしてくださいね。

まとめ

UVレジンは、光を当てることで瞬時に固まるため、作業効率も良く、仕上がりもキレイ、手軽に透明パーツを成形できるという優れモノ。

アロンアルフア 光は、UVレジンのように透明パーツの成形ができるのはもちろん、UVレジンが不得意な接着剤としての機能も兼ね備えたハイブリッド。白化しないメリットがあるうえ、ライトが届かないところも硬化するため、より使いやすくおすすめです。

ぜひ活用してみてくださいね。

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