なるほどアロンアルフアなるほどアロンアルフア

アイデア広がる、ヒント見つかるアイデア広がる、ヒント見つかる

ゴム用接着剤を使う際のポイントとは?おすすめ商品や選び方について

知ろう

#補修#DIY#工作#ゴム

ゴムをくっつける際に、接着剤を使ってもうまくつかなかったという経験はありませんか。ゴムを接着させたいときには、普通の接着剤ではなく「ゴム用接着剤」が最適です。
ただし、ゴムと一言で言ってもさまざまな種類があり、一般的にウレタンゴム、EPDMゴムなどは接着剤でつきにくいとされています。そのため、ゴム商品の接着には専用の接着剤を使用する必要があります。他にも用途や場面によって様々な種類の接着剤があるため、今回はそれらの特徴の違いと選び方、おすすめ商品、接着方法、注意点などをご紹介します。

ゴム用接着剤の選び方

ゴムは、普通の接着剤ではなかなか接着できない素材です。そのため、ゴムをしっかりと接着したい場合はゴム用接着剤を使います。
ここからは、そもそもゴム用接着剤とは何か、ゴムの種類別の接着剤の選び方についてご紹介します。

ゴム用接着剤とは?

ゴム用接着剤とは、その名の通りゴム素材を接着するための接着剤のことです。普通の接着剤ではくっつかなかったゴムもしっかりと接着できます。
しかし、一口にゴムといっても様々な種類があります。そのため、ゴム用接着剤であれば全てのゴムの接着に対応しているわけではなく、しっかり接着したい場合はゴムの種類に応じて最適なゴム用接着剤を選ぶ必要があります。
ゴムの種類とそれぞれの特徴を知り、種類に応じて使い分けられるようになりましょう。

ゴムの種類別の特徴

ゴムには、主に以下の種類があります。

  1. ・天然ゴム
  2. ・ウレタンゴム
  3. ・EPDMゴム
  4. ・シリコーンゴム
  5. ・フッ素ゴム
  6. ・ニトリルゴム
  7. ・アクリルゴム
  8. ・TPO
  9. ・TPE
それぞれ、特徴を解説します。
●天然ゴム
天然ゴムとは、輪ゴムやタイヤ等によく使われているゴムのことです。一般的なゴムの樹の樹脂の樹液を用いて作られています。天然ゴムの特徴として、弾性があって一定の強度がある他、摩擦や劣化にも比較的強いです。
●ウレタンゴム
ウレタンゴムとは、ポリウレタンを原料にしたゴムのこと。天然ゴムのような弾性と、プラスチックならではの剛性を兼ね備えている他、耐油性や耐摩耗性にも非常に優れています。その特徴からタイヤやホースなど、負荷がかかりやすい商品に使われることが多いです。
●EPDMゴム
EPDMゴム(エチレンプロピレンジエンゴム)とは、石油系合成ゴムの一種です。耐水性や耐薬品性、耐寒性、耐候性などに優れていることから、水道配管の部品、自動車の部品や窓枠、ホースなど多岐にわたって使われています。
●シリコーンゴム/シリコンゴム
シリコーンゴムとは、シリコーンポリマーで作られたゴムのこと。「シリコンゴム」とも呼ばれています。シリコーンゴムは耐熱性や耐水性、耐薬品性、耐候性に優れていることから、食品や医療品、薬品といったもののパッケージなど、様々な用途に用いられています。身近なものでは、シンクのパッキンや鍋つかみなどキッチンツールなどに使われています。
●フッ素ゴム
フッ素ゴムとは、フッ素含有モノマーを含んでいるゴムのこと。合成ゴムの一種で、特に化学薬品への耐久性に優れている他、耐熱性や耐候性も高く、オイルシールや燃料ホースなど、シール(密封)を目的として半導体製造装置や自動車関連商品などに多く用いられています。
●ニトリルゴム
ニトリルゴムとは合成ゴムの一種で、アクリルロニトリルとブタジエンの共重合体のゴムのこと。耐油性や耐摩耗性などに優れており、シール材として多く用いられている他、自動車部品や工業用部品など幅広く使用されています。
●アクリルゴム
アクリルゴムとは、アクリル酸エステルを主成分とした合成ゴムのこと。特に耐油性と耐熱性に優れており、フッ素ゴムほどの耐油性は必要ないものの、ある程度の耐油性を確保したい場合などに重宝されています。主な使用方法は自動車部品やシール材、ホース、ガスケットなどです。
●TPO
TPOとは、ポリプロピレンの中にエチレン‐プロピレンゴムを含む熱可塑性(かそせい)ポリオレフィン樹脂のこと。耐熱性・耐候性・対オゾン性に優れており、比重が軽く、ゴムに似た性質を持ちながらプラスチックのように成型加工できる点が特徴です。自動車や家電の部品などに使用されています。
●TPE
TPEとは、ゴムのように弾性をもつ熱可塑性高分子の素材のこと。熱可塑性エラストマーとも呼ばれています。前述のTPOはTPEの一種です。配合する材料や分量で、柔らかさ・弾性・物性を調整することができます。TPEは、台所用品やおもちゃなど身近な商品にも使われています。
このように、同じゴムでも種類によって異なる特徴があります。ゴム用接着剤を使用するゴムの特徴を知り、適した接着剤を選びましょう。

接着剤の種類別の特徴

ゴムだけではなく、接着剤にもさまざまな種類があり、特徴も異なります。主な接着剤の種類は以下の通りです。

  1. ・瞬間接着剤
  2. ・エポキシ樹脂系接着剤
  3. ・シリコーン系接着剤
  4. ・ホットメルト系接着剤
それぞれの特徴を見ていきましょう。
●瞬間接着剤
瞬間接着剤とは、その名の通り数秒で接着できる接着剤のことです。通常の接着剤は、接着剤が乾くまでに一定の時間がかかりますが、瞬間接着剤は接着面の水分と反応して固まるためすぐに接着できます。
瞬間接着剤では、ほとんどのゴムを接着することができます。ただし、ごく一部のゴムは前処理が必要になる場合があるため、その時は瞬間接着剤専用の前処理剤(プライマー)を使用して接着してください。
また、ゴムと金属・木・プラスチックなどの異種素材を接着するには瞬間接着剤が一番適しています。基材に合わせた適切な瞬間接着剤を選びましょう。
●エキポシ系接着剤
エポキシ系接着剤とはエポキシ樹脂を主成分に、2種類の液を混ぜた接着剤のことです。接着面は乾燥すると硬く強靭になるため、金属などへの使用に適しています。フッ素ゴム用に開発されたエポキシであればフッ素ゴムにも対応できます。ただし、エポキシ系接着剤でも一般的なタイプは接着しにくいため、ゴム用のエポキシ系接着剤を選びましょう。
●シリコーン系接着剤
シリコーン系接着剤とは、シリコーンポリマーを主成分にした反応硬化タイプの接着剤のことです。硬化後はゴム状になり、弾性に優れ、幅広い温度域に対応できることから建築物に多く用いられています。接着強度は弱いですが、硬化後でも物の形に応じて接着部分が変形するので、接着後に変形が起こる素材にゴムを接着する際に最適です。
●ホットメルト系接着剤
ホットメルト系接着剤とは、加熱溶融により溶け出した接着剤を塗布し、時間経過とともに冷却され固化する現象を接合に利用した熱可塑性接着剤です。DIYなどで使われるグルーガンもホットメルト系接着剤のひとつ。ゴムの接着には不向きとされています。

ゴム用接着剤のおすすめ商品

現在、ゴム用接着剤は多種多様な商品が販売されています。そのため、いざゴム用接着剤を買おうとホームセンターやネットショップを見ても、どの商品が良いのかわからないとお悩みの方もいるでしょう。
そこでここからは、アロンアルフアの中でゴムの接着におすすめ商品を厳選してご紹介します。

おすすめ商品①「アロンアルフア タフパワー」

まずご紹介するのは、「アロンアルフア タフパワー」です。「アロンアルフア タフパワー」は、耐水性や耐熱性に優れたシリーズ最強の接着剤。特に、耐水性は従来のアロンアルフアシリーズの約2倍、耐熱性は約3倍になっていることからも、非常に強力であることがわかります。
容器には、手にフィットするラバー素材を採用しているため使いやすく、出しやすくも柔らかすぎないプッシュ部分で接着剤の出しすぎを抑えられます。
ゴムを十分に接着できる他、水回り用品の補修やスノードームなどの創作にも使用可能です。

おすすめ商品②「アロンアルフア EXTRA 速効多用途」

次におすすめするゴム用接着剤は、「アロンアルフア EXTRA 速効多用途」です。「アロンアルフア EXTRA 速効多用途」は、接着速度が速く、非常に強力で、接着しにくいゴムでも瞬時に接着できます。
主に合成ゴムの接着に適している他、ゴム以外では軟質ビニールの接着、DIYやリメイク、プラモデル・フィギュアの創作などにおすすめです。

おすすめ商品③「アロンアルフア EXTRA ゼリー状」

次におすすめする接着剤は「アロンアルフア EXTRA ゼリー状」です。前述の「アロンアルフア EXTRA 速効多用途」と同じシリーズの商品ですが、「アロンアルフア EXTRA ゼリー状」はその名の通りゼリー状の接着剤です。
接着速度が速く、非常に強いのが特徴の商品です。押しやすく使いやすい容器を採用しているため、ゼリー状の接着剤にありがちな「強く押さないと接着剤が出てこない」といった問題はありません。また、ゼリー状だからこそ垂れてこない、しみこまないといったメリットもあります。
そんな「アロンアルフア EXTRA ゼリー状」は合成ゴムの接着だけでなく、靴底やかかとの緊急補修、レザークラフト、プラモデルやフィギュアの創作、DIYやリメイク、陶器や磁器の補修など、幅広く使用できます。

その他おすすめ商品

上記以外にも、アロンアルフアはゴムの接着に適した接着剤を多く取り扱っています。例えば、アロンアルフアの原点とも言える「アロンアルフア 一般用」も合成ゴムを接着可能です。10円玉の面積に対して一滴で秒速接着が可能で、合成ゴム以外にもプラモデルやフィギュアの創作、鉄やステンレスなどの金属の接着など、さまざまなシーンで使用できます。

ゴム用接着剤の使い方

ゴム用接着剤は、どのような使用方法が正しいのでしょうか。最後に、ゴム用接着剤の使い方やコツ、使用時の注意点について解説します。

ゴム用接着剤の使い方(接着方法)

ゴム用接着剤は、種類によって使い方が異なるため、パッケージやホームページに記載されている使い方に沿って、正しく使いましょう。
今回は、ゴムに適した接着剤の中でも特に多用途な瞬間接着剤の基本的な使い方をご紹介します。瞬間接着剤を使った、ゴムの正しい接着方法は以下の通りです。
①接着面の汚れを拭き取って乾かす
②プッシュ部を押して片面に少量出す
③塗り広げずに接着面に押し付ける
④すぐに貼り合わせてしっかりと押さえ、数秒待てば完了
瞬間接着剤は、接着面に多く出す必要はありません。多く出しすぎると逆に反応が進まなくなり、接着しにくくなるため、適量を接着面に出すようにしましょう。

ゴム用接着剤の使用の際のコツ

ゴム用接着剤でゴムをしっかりと接着させるためには、下処理が重要です。必ず、離型剤(商品を作る過程で、型から商品をスムーズに取り出すために使われる薬剤)やワックスなどに代表される接着面の汚れを拭き取り、しっかりと乾燥させた状態で接着するようにしましょう。
また、ムラがあると一部が接着できていないという状態になり、はがれやすくなります。そのため、接着剤は接着面の中央に出して全体に均等な力で接着面を貼り合わせてください。

瞬間接着剤の使用の際の注意点

瞬間接着剤を使用する際には、以下にご注意ください。

  1. ・目に入らないようにする
  2. ・皮膚が接着しないように注意する
  3. ・発熱に注意する

まず、使用する際は目に入ってしまわないよう十分に注意しましょう。使用後は、洗い残しがないようにしっかりと手を洗ってください。また、万が一使用中に接着剤が目に入った場合は、すぐに洗眼して眼科を受診しましょう。皮膚から無理にはがしたり、目をこすったりしてはいけません。
また、皮膚が接着しないように注意することも大切です。皮膚に接着剤が付着した場合、皮膚が接着することがあります。万が一接着した場合はお湯の中で時間をかけてもみほぐし、ゆっくりとはがしましょう。もしくは、アロンアルフア専用リムーバー「はがし隊」を使用してはがしてください。
最後に、発熱にも注意が必要です。瞬間接着剤が布やティッシュなどにつくと発熱し、やけどの危険性があります。十分な換気をしながら、発熱の危険があるものは近くに置かないようにしましょう。
上記以外にも、使用中は付着したら困る衣服は着ない、直射日光が当たる場所や高温な場所での作業は避けるなど、使用方法を守って安全に使用しましょう。

はがし液や硬化促進剤もおすすめ

接着に失敗した場合や皮膚が接着してしまった場合は、専用のはがし液を使ってはがします。アロンアルフアでは専用のはがし液である「はがし隊」を発売しており、硬化した接着剤を素早く溶かせます。
また、少しでも早く硬化させたい場合は硬化促進剤の使用がおすすめです。アロンアルフアではスプレータイプの専用硬化促進剤が販売されており、接着前または接着後にかけることで硬化を促進するため、作業性がアップします。接着面の周辺が白くなる白化現象を防ぐこともでき、低臭タイプのため匂いも控えめです。
このように、瞬間接着剤には専用の便利なアイテムもあります。有効に活用しましょう。

まとめ

アロンアルフアは、素早く強力な接着力と、使いやすい容器で、ゴムの接着にも大活躍します。
ゴム用接着剤は強力なので、使用方法を誤ると火災などの危険があります。使用方法を守れば安全に使えるので、しっかり確認の上、正しい方法で使用し、なかなか接着できなかったゴムもアロンアルフアで簡単に接着しましょう。

人気記事ランキング

他にもおすすめ関連記事 他にもおすすめ関連記事

タグ別検索タグ別検索