瞬間接着剤で接着した場所が白くなるのはなぜ？

瞬間接着剤で接着した場所が白くなるのは「白化現象」と呼ばれるもの。

この白化現象は、はみ出すなど、固まらずに放置された瞬間接着剤が空気中に蒸発し、空気中の水分と反応して固化した後、接着箇所の周囲に粉末状に付着するために起こります。

貼り合わせるものが暗い色のものや透明のものの場合、特に目立つ現象です。

瞬間接着剤が白くなるのを防ぐには？

瞬間接着剤が接着部分の周囲に粉末状に付着し白くなる白化現象を防ぐには、

• ・接着剤をつけすぎない
• ・接着時・接着後は風通しのいい場所に置いておく
• ・硬化促進剤を活用
• ・「アロンアルフア 光」を活用する

という方法が有効です。

まず、接着剤をつけすぎない、ということについてですが、白化現象ははみ出した接着剤が空気中に蒸発して、水分と反応して固化することによって起きる現象。

つまり、接着時に接着剤がはみ出さないよう、適量をつけることが重要です。

もしはみ出してしまった場合は、キッチンペーパーなどですぐに拭き取りましょう。

塗りすぎてはみ出してしまった様子

液状のアロンアルフアは1滴で10円玉の大きさ程度に広がるので、つけすぎには注意しましょう。

次に、接着時・接着後は風通しのいい場所に置く、というのは、そうすることで蒸発した未硬化の瞬間接着剤が空気中の水分と反応し、反応した成分が接着部分の周囲に付着するのを防ぐことができるため。

瞬間接着剤を使って作業をするときは、風通しがいい場所を選びましょう。

瞬間接着剤を使用する際に硬化促進剤を用いれば、はみ出した瞬間接着剤が蒸発して空気中に分散する前に固めることができるので、白化を防ぐことができます。

あっという間に固まるので、作業効率も上がり、一石二鳥。

アロンアルフアからも、専用硬化促進剤が出ているので、ぜひチェックを。

そして、「アロンアルフア 光」の活用もおすすめ。

アロンアルフア 光とは、アロンアルフアの瞬間強力接着という基本性能をそのままに、付属する専用ライトを照射することで硬化時間がさらに短縮できる、という画期的な商品。

アロンアルフア 光は付属するライトは青色光を使用していて、UVライトよりも目に優しいのも特徴です。

アロンアルフア 光は付属しているライトを照射することで瞬時に固まるため、はみ出したアロンアルフアの揮発を抑え、白化現象を防ぐことが可能。

接着面が小さく不安定なものの接着にも向いているので、細かいパーツを使う創作や補修にもおすすめです。また、硬化後は透明なので、アクリルスタンドなどの透明素材の接着にも最適です。

アロンアルフア 光については、特設ページや下記の記事でも詳しくご紹介しています！

UVレジンの特徴や仕組み、活用シーンとは？光で固まる新商品「アロンアルフア 光」についても詳しく解説！

アロンアルフア 光は、UVレジンと違って、光が当たらなくても固まるのが便利なポイントだロン♪

瞬間接着剤が白くなってしまった時の対処法

どんなに接着剤をつけすぎないように注意しても、接着剤がはみ出してしまい、白くなってしまうことはあるもの。

そんな時の対処法として知っておきたいのが「白くなった部分は『アロンアルフア はがし隊』でふき取る」ということです。

はがし隊の使い方は、白化現象が起きた場所に2～3ｍｍの厚さにはがし隊を馴染ませて、3分待って布でふき取る、と簡単。

はがし隊を使えば、白化した部分をキレイにすることが可能です。

（左：白化していない状態 右：白化した状態）

はがし隊で白化した部分をキレイにする手順はというと、まず、白化現象が起きている部分にはがし隊を塗布します。

次に、はがし隊をしっかり塗りこみます。

はがし隊を塗ったら3分ほど待つロン♪

そして、はがし隊を塗りこんだ部分を拭き取ります。

はがし隊を拭き取ると、白化現象が起きていた部分がキレイになります。

1度で取れなかった場合は、この作業を繰り返してください。

はがし隊を使用する際の注意点として、

• ・素材や塗料などを溶かしたり、素材の風合いを損ねることがあるから、使用する前に目立たない場所に塗って異常がないかを確認する
• ・目に入らないように注意する
• ・皮膚についたらすぐに洗い流す
• ・火気のある場所で使わない

ということなどが挙げられます。

まとめ

瞬間接着剤の量や使用する環境によって、接着した部分の周りが白くなる「白化現象」が起こることがありますが、白化現象はポイントを押さえて使用すること、そして便利なアイテムを活用することで防ぐことができます。

また、もし白化現象が起こっても、対処法があるので心配はいりません。

瞬間接着剤を使用する際は、本記事でご紹介した内容をぜひ参考にしてくださいね。