靴底がはがれたときの靴用接着剤の使い方は?選び方やおすすめ商品も紹介
靴底がはがれて履けなくなった靴はどうしていますか。多くの人は捨ててしまっているのではないでしょうか。実は、靴底は「靴用接着剤」でくっつけることができます。
接着剤にはさまざまな種類がありますが、靴底に適していない接着剤を使うとまたはがれたり、はみ出して仕上がりが悪くなったりするため、専用の接着剤を用いる必要があります。万が一適切でない接着剤を使用して接着に失敗した場合、その後に靴用接着剤を使っても再接着が困難なケースも。
そこで今回は靴用接着剤について、接着剤の種類別の特徴と用途に合わせた選び方、おすすめ商品、接着方法、注意点などをご紹介します。
1.靴用接着剤の選び方
1-1.靴用接着剤とは?
1-2.靴の素材別の特徴
1-3.靴底以外の特徴
1-4.靴用接着剤を選ぶ際の着目ポイント
2.靴用接着剤のおすすめ商品
2-1.シューグー×アロンアルフア
2-2.その他おすすめ商品
3.靴用接着剤の使い方
3-1.靴用接着剤の使い方(接着方法)
3-2.靴用接着剤の使用の際のコツ
3-3.瞬間接着剤の使用の際の注意点
3-4.はがし液や硬化促進剤もおすすめ
4.まとめ
靴用接着剤の選び方
靴底を接着する際、一般的な接着剤ではうまく接着できなかったり、接着できてもすぐにはがれてしまったりします。靴底を接着したい場合は、靴用接着剤が最適です。
そこでここからは、そもそも靴用接着剤とは何か、靴の素材別の特徴、靴底の接着に適した接着剤を選ぶポイントについて解説します。
靴用接着剤とは?
靴用接着剤とは、文字通り靴の接着に適した接着剤のことです。靴底の補修を目的に作られた接着剤が多いですが、商品によってはアッパー部やつま先の補修に適した接着剤もあります。そのため、靴用接着剤の中でも用途に合った商品を選ぶことが大切です。
靴の素材別の特徴
靴の素材には複数の素材が使われており、素材ごとに特徴が異なります。素材によって相性の良い接着剤も違うので、靴のどの素材の部分に接着剤を使うのかをまずは確認しましょう。
一般的な靴の素材は以下の通りです。
- ・ゴム
- ・木材
- ・布
- ・金属
それぞれの特徴をまとめました。
- ●ゴム
- ゴムは弾性に優れた素材です。ゴムの中でも天然ゴムや合成ゴムが使われることがありますが、合成ゴムは比較的安価かつメンテナンスが簡単で日常使いしやすいため、靴に使用されるゴムのほとんどは合成ゴムです。
ゴム自体が普通の接着剤では接着しにくい素材であるため、ゴム部分を接着したい場合はゴム用の接着剤を使いましょう。 - ●木材
- 木材は、靴底の中に使われることが多いです。靴底の中に木材を使うことで、型崩れしにくくなり長期的に使用できます。接着の際は、一般的な接着剤を使用すると汗や雨ですぐに取れてしまうため、靴用の接着剤を使用しましょう。
- ●布
- 布は多くの靴に採用されている素材です。高級な靴には革が使用されていることが多いですが、比較的安価に購入できる靴の素材の多くは布です。
布と一言で言ってもその種類はさまざま。そのため、使われている布の種類に合った接着剤を選ぶと補修しやすいでしょう。 - ●金属
- 金属は靴のファスナーや装飾パーツとして使われていることがある他、安全靴のスチール先芯にも使われています。金属も普通の接着剤では接着しにくいため、金属の接着に適した接着剤を使ってください。
靴底以外の特徴
靴底以外で、靴の補修をする機会が多いのはアッパー部とつま先です。
アッパー部とは、靴底を除いた上の部分のことで、甲、腰、かかと部分の総称です。暑さや寒さ、雨などから足を守ってくれます。そんなアッパー部は、布や革が使用されることが多いです。
また、つま先は穏やかな曲線の丸みを帯びたもの、アーモンドのようにすらりとしているもの、細く尖ったものがあります。つま先は、革がはがれやすかったり布が破れやすかったりする部分です。革か布かによって接着剤を使い分けて補修しましょう。
靴用接着剤を選ぶ際の着目ポイント
靴を補修する際には、防水性の高さと仕上がりの色に着目しましょう。なぜなら、防水性のない接着剤で接着すると、雨などで濡れた際にすぐに接着剤がはがれてしまい、透明タイプではないと補修跡が目立ちやすくなるからです。
ただし、接着剤は固まったあとに黒色や白色になる商品もあります。必ずしも透明タイプを選ぶ必要はなく、靴の色と同じ色に硬化する場合は黒色や白色になる接着剤でも問題ありません。とはいえ、確実に目立ちにくくするためには透明タイプが無難です。
靴用接着剤のおすすめ商品
現在、多くのメーカーがさまざまな接着剤を販売していることから、ホームセンターやネットショップで接着剤を探すと、種類が多すぎてどの商品が良いかわからず迷ってしまう方もいるでしょう。そこでここからは、アロンアルフアの中で靴の補修におすすめの商品をご紹介します。
シューグー×アロンアルフア
靴用接着剤でおすすめの商品は「シュー グー ×アロンアルフア」です。アロンアルフアシリーズの一種である「シュー グー ×アロンアルフア」は、靴の緊急補修に適した瞬間接着剤です。ゼリー状のため、垂れたり中にしみこんだりする心配がなく、出先で急いで補修したい場合にも活躍します。また、やすりがセットになっていて、接着前に接着面をなだらかに整えることができます。靴底やかかとのはがれの補修、つま先のはがれやめくれの補修、靴のデコレーションにと、幅広い用途で使用できます。
その他おすすめ商品
その他にも、「アロンアルフア タフパワー」もおすすめです。なぜなら、「アロンアルフア タフパワー」は耐水性に優れているからです。
このように、靴の補修にはアロンアルフアシリーズの使用がおすすめです。
靴用接着剤の使い方
靴用接着剤を使っての接着にはコツがあります。そこで最後に、靴用接着剤の使い方や使用時のコツについて、注意点とともに解説。一緒に使うと便利なアイテムもご紹介します。
靴用接着剤の使い方(接着方法)
靴用接着剤の使い方は商品ごとに異なりますが、先ほどご紹介した「シュー グー ×アロンアルフア」を代表例として使い方を以下に示します。
- ①ブラシや布で接着面の汚れを落としてよく乾かしておく
- ②付属のやすりで接着面を研磨する
- ③片面に接着剤を少量塗布する
- ④すぐに貼り合わせて接着剤が硬化するまでしっかり押さえる
靴用接着剤の使用の際のコツ
靴用接着剤を使う際には、接着面をやすりなどで平らにしておくことが大切です。なぜなら、接着面に凹凸があると作業しにくく、接着剤の塗布にムラが生じやすくなるからです。また、古い接着剤を取り除くことで接着強度もアップします。先ほどおすすめした「シュー グー ×アロンアルフア」にはやすりが付属しているため、わざわざやすりを購入する必要がなく便利です。
ほこりなどの汚れを除去することも大切です。特に接着面ではがれてしまった場合などは、ほこりや汚れに加えて、古い接着剤をきれいに取り除くことが重要です。
瞬間接着剤の使用の際の注意点
瞬間接着剤を使用する際には、目に入ってしまわないよう十分に注意しましょう。使用後は、洗い残しがないようにしっかりと手を洗ってください。また、万が一使用中に接着剤が目に入った場合は、すぐに洗眼して眼科を受診しましょう。皮膚から無理にはがしたり、目をこすってはいけません。
また、衣服に付着すると取り除くのが困難なため、衣服への付着に注意するか、付着しても問題ない衣服を着て作業すると良いでしょう。
他にも、布やティッシュなどに付着すると発熱し、やけどの危険があります。作業時には近くにこれらを置かないようにご注意を。
はがし液や硬化促進剤もおすすめ
瞬間接着剤はすぐに硬化して補修できるため便利ですが、修正しにくいというデメリットがあります。そこで、アロンアルフアが販売している「はがし隊」というはがし液があれば強力な接着剤も容易にはがせます。皮膚に付着した際にも役立つため、接着剤とともに購入しておくと便利です。
また、アロンアルフアをより速く硬化させたい場合や白化を防止して接着後の見栄えを良くしたい場合には硬化促進剤がおすすめです。アロンアルフアでは専用の硬化促進剤を販売しており、利用することでより手早くきれいに靴を補修できます。
まとめ
強力な瞬間接着剤を多くラインナップしているアロンアルフアでは、靴の補修に特化した接着剤も用意しています。なかなか接着できなかった靴や、出先で破損してすぐに補修したい場合は、アロンアルフアにお任せください!