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プラスチック向け接着剤とは?おすすめ商品や選び方、接着方法について

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#補修#DIY#工作#プラスチック

プラスチックをくっつけようとしても、なかなかくっつかなかったという経験をしたことはありませんか。プラスチックをくっつけたい場合には、「プラスチック向け接着剤」が最適です。
プラスチックにも複数の種類があり、大部分のプラスチックは一般的な接着剤で接着可能です。しかしながら一部は接着しにくいものもあり、特に接着剤でつきにくいポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)は、専用の接着剤や下処理剤(プライマー)を使用することでしっかりとくっつけることができます。他にも用途や場面によって様々な種類の接着剤があるため、それらの特徴の違いと選び方、おすすめ商品、接着方法、注意点などをご紹介します。

プラスチック向け接着剤の選び方

プラスチックを接着剤でくっつけたい場合は、一般の接着剤を使うよりもプラスチック向けの接着剤を使った方がしっかりとくっつけられます。しかしプラスチックにも、プラスチック向け接着剤にもさまざまな種類があり、適切に使い分けることが大切です。
そこでここからは、プラスチック向け接着剤の概要と、プラスチック、接着剤それぞれの種類別の特徴をご紹介します。

プラスチック向け接着剤とは?

プラスチック向け接着剤とは、特にプラスチック商品の接着に適した接着剤です。接着剤にはいろいろな種類があり、含まれる成分が異なります。そのため、接着剤によってくっつきやすいものとくっつきにくいものがあり、用途に合わせて接着剤を選ばなければなりません。
プラスチックを接着剤でくっつけたい場合は、そのプラスチックの接着に特化したプラスチック向け接着剤を使いましょう。

プラスチックの種類別の特徴

プラスチックにはさまざまな種類がありますが、主な種類は以下の通りです。

  1. ★ポリエチレン(PE)
  2. ★ポリプロピレン(PP)
  3. ・ABS樹脂
  4. ・ポリ塩化ビニル(PVC)
  5. ・アクリル樹脂
  6. ・ナイロン
  7. ★ポリエステル(代表的なものはPET)
(★マークは難接着プラスチックの一種)

個々の特徴を見ていきましょう。

●ポリエチレン(PE)
ポリエチレン(PE)は、安価で大量生産できる点や耐水性、耐薬品性などに優れており、その特徴からポリ袋や食品用のラップフィルム、パイプなどさまざまな用途で用いられています。
●ポリプロピレン(PP)
ポリプロピレン(PP)は、プラスチックの中で最も軽く、耐熱性に優れ、頑丈です。ポリエチレンの次に多く生産されており、ポリエチレン同様袋やフィルム、容器など幅広く使われています。
●ABS樹脂
ABS樹脂は、耐熱性、耐油性、耐衝撃性に優れ、汎用性が高いという特徴があります。熱によって変形しやすく、溶剤に溶解しやすいという特徴を生かし、主に成形材料や、塗装3Dプリンターに用いられています。
●ポリ塩化ビニル(PVC)
ポリ塩化ビニルは、「塩化ビニル樹脂」「塩ビ」などとも呼ばれています。五大汎用樹脂に含まれており、その中でも特に多く使われるプラスチックです。強度や耐熱性、耐薬品性に優れていて価格が安いことから、テーブルクロスのような生活の身近なものから水道管や電線といったものにまで幅広く使われています。
●アクリル樹脂
アクリル樹脂は、合成樹脂の一種ですが、特に耐候性と透明度に優れていることから、建材や標識、水族館の巨大水槽などに使われています。
●ナイロン
ナイロンは、摩耗や摩擦に強いことから、ストッキングやスポーツバッグなどに使われている他、耐薬品性にも優れていて自動車のエンジンルーム内部の部品や燃料系部品などにも用いられています。
●ポリエステル
ポリエステルは、耐久性や防水性、撥水性に優れていることから衣服や毛布、ロープ、ケーブルなど幅広く用いられています。

接着剤の種類別の特徴

接着剤は主に以下の種類に分けられます。

  1. ・瞬間接着剤
  2. ・エポキシ樹脂系接着剤
  3. ・シリコーン系接着剤
  4. ・酢ビ系接着剤
  5. ・ホットメルト系接着剤

それぞれの特徴をご紹介します。

●瞬間接着剤
瞬間接着剤とは、その名の通り瞬間的に接着できる接着剤のことです。空気中の水分などと瞬時に化学反応を起こして固まる性質を持っているため、数秒で接着できます。
瞬間接着剤はプラスチックの接着に広く用いられており、ほとんどのプラスチックを接着することが可能です。現在は、プライマー(前処理剤)を使用することで、これまで接着が困難とされてきたPE、PPなども接着が可能になるプラスチック用の瞬間接着剤も販売されています。
●エキポシ系接着剤
エポキシ系接着剤とは、基剤と硬化剤の2種類の液剤を混ぜ合わせて接着する接着剤のことです。強度が強く、耐水性に優れているという特徴があり、プラスチックも十分に接着できます。エポキシ接着剤を使用してしっかりと接着させるためには、2種類の液剤を十分に混ぜ合わせることが大切です。
●シリコーン系接着剤
シリコーン系接着剤とは、一般的に硬化物が柔らかいゴム状になる接着剤のことです。ゴムならではの弾力性と熱や水に強いという特徴から、お風呂場やキッチンなど水回りでの接着にも適しています。
●酢酸ビニル樹脂系エマルジョン接着剤
酢酸ビニル樹脂系エマルジョン接着剤とはいわゆる木工用接着剤として親しまれているもので、乾燥前は乳白色、乾燥後には透明になる接着剤のことです。耐水性や耐アルカリ性は低いため、水回りには適していません。主に壁を貼る際に使われています。
●ホットメルト系接着剤
ホットメルト系接着剤とは、グルースティックを熱で溶かして接着する接着剤のことです。プラスチックの接着にも適しており、グルーガンなど専用の機械でグルースティックを熱で溶かしながら接着して冷まして固めます。粘度がとても高く、比較的すきまが大きな部分の接着にも優れています。

プラスチック向け接着剤のおすすめ商品

ここまでご紹介した通り、プラスチック向け接着剤には複数の種類があります。また、同じ種類でもさまざまなメーカーから多種多様な商品が販売されていることから、「どの商品が良いのかわからない」と迷う方もいるでしょう。
そこでここからは、アロンアルフアの中でプラスチックの接着におすすめの商品を厳選してご紹介します。

おすすめ商品①「アロンアルフア プラスチック用」

まずご紹介するのは、「アロンアルフア プラスチック用」です。「アロンアルフア プラスチック用」は、その名の通りシリーズの中でプラスチックへの使用に特化した接着剤で、ポリエチレンやポリプロピレンなどの難接着プラスチックも容易に接着できます。
「アロンアルフア プラスチック用」がプラスチックの接着に適しているのはプライマー付きだから。接着する前にプライマーで下処理することで多くのプラスチックを接着できます。特にポリエチレンやポリプロピレンに適しており、おもちゃの補修、プラモデルやフィギュアの創作などにも使用可能です。

おすすめ商品②「アロンアルフア タフパワー」

「アロンアルフア プラスチック用」と同じアロンアルフアシリーズでは、「アロンアルフア タフパワー」もプラスチックの接着に向いています。「アロンアルフア タフパワー」ではポリエチレンやポリプロプレンなどの難接着プラスチック以外の接着ができます。
「アロンアルフア タフパワー」は、アロンアルフア史上、耐水性と耐熱性が最強の瞬間接着剤です。具体的な数値を見ると、耐水性は従来のアロンアルフアシリーズの約2倍、耐熱性は約3倍です。
これらの特徴から、スノードーム作りやガーデニング用品の補修、お風呂場のタイル張りなどの水がかかりやすいシーンでの使用や、熱くなりやすい部分の補修にと、さまざまな用途で使用できます。

その他おすすめ商品

他にも、細かな部品を補修したいときはキャップの先端がつまようじのようになっている「アロンアルフア EXTRA スティック」もおすすめです。

プラスチック向け接着剤の使い方

プラスチックを接着する際は、使用用途を守って正しい方法で使わないと、プラスチック向け接着剤であっても上手くくっつかないことがあります。そこでここからは、プラスチック向け接着剤の使い方(接着方法)と使用時のコツ、注意点について解説。プラスチック向け接着剤をより便利に使用できる、はがし液や硬化促進剤もご紹介します。

プラスチック向け接着剤の使い方(接着方法)

プラスチック向け接着剤は、正しい使い方を守らないと上手く接着できなかったり、思わぬ事故につながったりする危険があります。そのため、商品に記載されている使用方法に従って正しく使いましょう。
今回は、プラスチック向け接着剤のうち「アロンアルフア プラスチック用」の基本的な使い方をご紹介します。「アロンアルフア プラスチック用」は以下の手順で接着します。
①接着面の汚れをきれいに拭き取って乾かす
②綿棒にプライマーをつけて両面に薄く塗り、5〜10分放置する
③接着剤を片面に適量出して貼り合わせ、しばらく押さえる
プライマーを使うことで、なかなか接着しにくいプラスチックも接着できるようになります。プライマーは、接着剤を塗布する前に必ず両方の接着面に塗りましょう。

アロンアルフア プラスチック用の使用の際のコツ

プラスチックをきれいに接着させるためには、表面の処理が重要です。接着剤やプライマーを塗る前に、表面の汚れはきれいに落としておきましょう。
また、アロンアルフア プラスチック用であれば、少量でもしっかりと接着できます。接着剤を出す量が多すぎると、貼り合わせた際に接着剤がはみ出してしまうためご注意ください。塗布量の目安は10円玉の面積に対して一滴です。貼り合わせて押す際は、全体に均等に広がるように、適度な力加減で押しましょう。

アロンアルフア プラスチック用の使用の際の注意点

アロンアルフア プラスチック用を使用する際は、以下の点に注意しましょう。

  1. ・接着剤が目に入らないようにする
  2. ・プライマーの使用時は換気を徹底する
  3. ・発火しやすいものは近くに置かない
まず、接着剤が目に入らないように注意しましょう。万が一目に入った際は十分に洗眼し、すぐに眼科を受診してください。
また、プライマーは有機溶剤を含んでいます。使用時及び使用後はしっかり換気をし、蒸気やガスを吸わないように注意しましょう。
さらに、接着剤は消防法では「可燃性液体」に分類されます。接着剤の使用時は発火しやすいものは近くに置かず、火気のある場所での使用は避けましょう。

はがし液や硬化促進剤もおすすめ

アロンアルフアには、専用のはがし液硬化促進剤があります。はがし液は、万が一皮膚に瞬間接着剤が付着してしまった場合や、固まった接着剤をはがす際に役立ちます。
硬化促進剤は瞬間接着剤の硬化を速められるため作業の効率化が図れる他、アクリルスタンドやアクリルキーホルダーなど透明なものの組み立てや補修時には、硬化促進剤を併用すると白くなりません。また、好きなアイドルやアニメキャラクターのカードケース(硬質カードケース)を制作するときも、硬化促進剤の併用がおすすめです。
このように、はがし液や硬化促進剤はプラスチックの接着時に役立ちます。必要な場合は一緒に購入しておきましょう。

まとめ

なかなか接着しにくいプラスチックも、適した接着剤を選べば、しっかりとくっつけることができます。プラスチックを接着したい場合は、ぜひアロンアルフアをご使用ください。

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