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ネックレスの修理方法は?自分で簡単に修理できる方法を紹介

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#補修#DIY#工作#アクセサリー

お気に入りのネックレスが壊れたら、何とかして直したいという方もいるでしょう。ネックレスは、場合によっては自分で修理することもできます。そこで今回は、ネックレスを自分で修理する方法やメンテナンスの仕方についてご紹介します。

自分で修理する方法について

ネックレスは破損すると、破損箇所や程度によっては修理できなくなる可能性もあるため、ネックレスが壊れる原因を把握した上で丁寧に扱うことが大切です。ここからは、ネックレスが壊れる原因と自分で修理する方法をご紹介します。

ネックレスが壊れる原因

強く引っ張る/引っ掛ける
ネックレスが破損するケースのほとんどは、丸カンやCカンが外れている、またはチェーンや金具が壊れている、というものです。

丸カンとは、一部が切れた輪っか状の金具のことで、パーツ同士をつなぐ役割をもちます。Cカンは丸カンをだ円形に引き伸ばしたような形状で、チェーン同士が外れにくいことが特徴です。
ジュエリーやアクセサリーに多く用いられ、ネックレスではチェーンと留め具や装飾パーツをつなぐ役割を担っており、パーツ同士をつないでいる間は丸カン(Cカン)の切れ目が閉じた状態でなければなりません。しかし、ネックレスを無理に引っ張ったり、引っ掛けたりすると丸カン(Cカン)に隙間ができて外れることがあるのです。
経年劣化
チェーンや金具は経年劣化するため、長期間使用し続けると壊れやすくなるでしょう。また、着用し始めてから時間が経っていなくてもパーツ同士がこすれて壊れることもあり、細く繊細なチェーンほど壊れやすいため、扱いに気を付けることが重要です。

修理に使う道具

自分で壊れたネックレスを修理する際には、基本的に

・ヤットコまたはペンチ
・瞬間接着剤

を使います。

ヤットコとは、針金や板金を挟むために使うハサミのような工具です。ネックレスの修理では丸カンやCカンを扱う際に使用されます。ヤットコはホームセンターや100円ショップで購入できますが、自宅にペンチがあればペンチを使用しても構いません。

外れてしまった箇所や、割れてしまった箇所には瞬間接着剤の使用がベスト。
瞬間接着剤はすぐに外れてしまわないように強力なものを選びましょう。
また、瞬間接着剤の種類ごとに対応している素材が異なるため、接着剤選びを間違うと思うような修理が行えない場合もあります。
ネックレスが金属製の場合は、金属の接着ができる接着剤であるかを事前に確認しておくことも大切です。

自分で修理できるケース

ネックレスは破損の理由によって自分で修理できるケースとできないケースがあります。自分で修理できるケースとして、丸カンやCカンが外れた、ネックレスの糸が切れた、飾り部分のパーツが取れた、留め具(一般的なタイプ)が壊れた、といった場合が挙げられます。
ただし、これらのケースでも高価な物やブランド物のネックレスは、プロに修理してもらった方が安心でしょう。

留め具部分の修理は難しいため、基本的には留め具部分が破損した場合には交換が必要です。
留め具の種類次第で、自分で交換できるものとできないものがありますが、この記事の写真のような一般的な留め具(カニカンや引き輪)は比較的簡単に入手でき、自分で交換することが可能です。

以下で詳しく説明します。

丸カンやCカンが外れた

丸カンやCカンが外れた場合は部品を交換するだけで修理が完了するため、自分で修理できます。
丸カンやCカンは、ホームセンターや100円ショップ、手芸店などで販売されており、手軽に入手できます。事前にサイズを確認し、適切な丸カンやCカンを購入して交換しましょう。

ネックレスの糸が切れた

ネックレスの糸が切れた場合も自分で修理できます。ネックレスの糸は、強く引っ張ったり引っかけたりすると切れてしまうことがあります。
ネックレスの糸が切れた場合は、糸を通し直して端に結び目を作りましょう。必要な材料は糸やワイヤーのみで、これらの材料は100円ショップでも購入できるため、簡単に安く修理できます。

飾り部分のパーツが取れた

宝石やビーズなど、飾り部分のパーツが取れた場合は、そのパーツがもともと接着剤で接着されていたものなら、残っている接着剤をきれいに取り除き、接着剤を使うという手順で修理可能です。
ネックレスの接着に接着剤を使うなら、強力で金属も接着できるアロンアルフアがおすすめ。
ただし、樹脂製のアクセサリーには、プラスチック用の接着剤でも溶けてしまうものもあるため、使用できる素材かを事前に確認する必要があります。
不安な場合、樹脂製のネックレスの補修はプロに任せた方が良いでしょう。

留め具が壊れた

留め具には主に7つの種類があり、自分で修理できるものとできないものがあります。
以下の表に、留め具の種類とその特徴を簡単にまとめました。

留め具の種類特徴イメージ
引き輪薄い金属板でできた筒状の輪の中にバネが入っている最もオーソドックスな留め具。自分で交換できる。安価でパーツの入手は容易。
カニカン(フック)引き輪に似ている留め具。引き輪に比べて金属が分厚く曲がりにくい。
自分で交換できる。引き輪より値は張るがパーツの入手は容易。
差し込み式クラスプ針またはベロ状を受け側に差し込んで留めるタイプ。
自分で交換できる。代替のパーツを購入できるが比較的高価。
中折れクラスプ引っ掛け側の金具を受け側にくぐらせた後、折り返して留めるタイプ。
自分で交換できない。修理費用は高額になりやすい。
磁石式クラスプ磁石で留めるタイプ。重量のあるネックレスへの使用は不向き。
自分で交換できる。引き輪より値は張るがパーツの入手は容易。
ネジ式クラスプネジ状の留め具。象牙やサンゴなど玉が連なるネックレスに用いられる。
自分で交換可能。パーツは安価で入手も容易。
マンテル式クラスプT字型の留め具を輪にくぐらせて留めるタイプ。
自分で交換できる。パーツは比較的安価で入手は容易。


ネックレスの修理方法

ここまでご紹介した通り、ネックレスの修理は状態によっては自分で行うこともできます。ここからは、ネックレスの修理方法を破損の種類ごとにご紹介します。

丸カンやCカンの修理方法

丸カンやCカンの修理は、ヤットコまたはペンチ2つだけでできます。丸カンやCカンの修理方法は以下の通りです。

①開いているカンの端と端をヤットコまたはペンチでつまむ
②端と端をそれぞれずらすように曲げ隙間を開ける
③チェーンなどを通し端と端を合わせて両方のカンを閉じて完了

なお、②ではそれぞれ真逆の方向に引っ張るのではなく、ねじるようにずらすことできれいに補修できます。

ネックレスの糸の修理方法

ネックレスの糸を修理する手順は、糸を通し直すのみです。
この際、糸が細いため糸の端をアロンアルフアで固めると通しやすくなります。
ただし、糸を通し直した際にたるみが生じることがあるため、上手くいかない場合は無理せず修理に出した方が良いでしょう。
また、補修が完了したネックレスの結び目部分にアロンアルフアを垂らして、硬化促進剤で固めると、結び目を補強することができます。

飾り部分のパーツの修理方法

飾り部分のパーツがもともと接着剤で接着されていたものであれば、取れた飾りを再度接着するだけで完了します。
修理のポイントとしては、古い接着剤が残ったままだときちんと接着するのが難しいため、接着前に古い接着剤をきれいに取り除くことがとても重要です。
そうすることで接着強度が上がり、接着剤本来の実力が発揮できるようになります。
細かい部分には「アロンアルフア 専用極細ノズル」を併用して、液状タイプのアロンアルフアを流し込めば、よりきれいに接着できます。
先端がスティック状になった容器の「アロンアルフア EXTRAスティック」の使用もおすすめです。
また、体に触れる貴金属は接着面に皮脂等が付いている場合が多いため、目に見える汚れだけではなくアルコールなどで皮脂をきれいに拭き取っておくとよいでしょう。

留め具の修理方法

ネックレスの留め具が破損した場合、ほとんどの場合は交換が必要です。
オーソドックスな引き輪やフックタイプなどは100円ショップや手芸店で購入できます。
交換方法も比較的容易で、留め具をつないでいる丸カンやCカンを外して付け替えます。

ただし、中折れスクラブなど自分で修理できない留め具は、お店へ修理に出しましょう。

ネックレスの修理におすすめの商品

ここからは、アロンアルフアシリーズの中から、特にネックレスの修理におすすめの接着剤や関連アイテムをご紹介します。修理に挑戦される方は、ぜひチェックしてみてください。

アロンアルフア EXTRAスティック

アロンアルフアではさまざまな接着剤をラインナップしていますが、細かい場所の接着には「アロンアルフア EXTRAスティック」が最適。斜めカットのスティック形状なので、ピンポイントで少量のみ塗布することが可能です。また、倒れても中の液がこぼれない容器設計になっている点も便利です。
一般的な容器のアロンアルフアが手元にある場合は、「アロンアルフア 専用極細ノズル」を装着するのもおすすめです。

アロンアルフア はがし隊

細かい作業で手に接着剤が付着したり、接着位置がズレる等失敗したりした場合は「アロンアルフア はがし隊」を使うときれいにはがすことができます。

アロンアルフア 専用硬化促進剤

接着箇所周辺の白化防止には「アロンアルフア 専用硬化促進剤」を。 硬化速度の促進と白化防止作用が働き、より速くよりきれいな補修を可能にします。ネックレスなど、見栄えも重要な接着にはアロンアルフアとの合わせ使いがおすすめです。

ネックレスのメンテナンス方法

ほとんどの場合で修理できるとはいえ、できれば長くきれいな状態でネックレスを使いたいですよね。ここからは、ネックレスを美しく使い続けるためのお手入れ方法をご紹介します。

日々のお手入れから汚れが目立ってきたときのケアまで、丁寧にメンテナンスをしてお気に入りのネックレスを大切に使い続けましょう。

使用後はやさしく拭いてから収納する

首元に着用するネックレスは素肌に接触することが多く、皮脂や汗が直接付着しやすくなっています。それらが酸化すると、ネックレスの素材によっては変色してしまうでしょう。

また、首元は化粧品や日焼け止め、香水なども塗布する可能性のある場所です。
使用後に、これらを放置したまま収納するとネックレスはすぐに傷んでしまいます。

汗や皮脂、化粧品などによる劣化を予防するには、着用後に柔らかい布で優しく拭いてから収納するとよいでしょう。たったこのひと手間だけで、品質を維持できます。
汗をかきやすい夏は、特に気を付けたいポイントです。

ほかにも、ネックレスをつける順番を化粧や日焼け止め、香水を付けた後にすることで、ネックレスへの付着を最小限に抑えられます。

収納時はチェーンを伸ばす

収納していたネックレスを久々に着用しようとしたら絡まってしまっていた、という経験をお持ちの方も少なくないはず。絡んだチェーンに負荷がかかるだけでなく、宝石やペンダントトップが傷んだり欠けたりする原因にもなりかねません。

チェーンの絡みを防止するために、ネックレスは必ずチェーンを伸ばした状態で収納しましょう。このとき、ネックレスを収納するアクセサリーケースにはイヤリングやピアス、指輪といった他のアクセサリーをまとめて収納することはおすすめしません。ネックレスのチェーンだけでなく、他のアクセサリーとも絡まってしまい、両者を傷めてしまう可能性があります。

また、紫外線やほこりを避けられるアクセサリーボックスを選ぶことで、劣化を抑えられるでしょう。

シルバーには重曹とアルミホイル

酸化したシルバーの黒ずみを落とすには、重曹とアルミホイルを使用する方法がおすすめです。お手入れ方法は以下の通り。

①耐熱容器にアルミホイルを敷いて、60~80℃程度の熱めのお湯を入れる
②お湯カップ1に対して大さじ1程度の重曹を入れてよく混ぜる
③ネックレスを入れてお湯が冷めるまで待つ
④取り出して水洗いし、自然乾燥させる

重曹は100円ショップでも購入できるため、手軽に挑戦できます。
ただし、パールや天然石などが使用されているネックレスの場合、その部分が傷む可能性があります。この方法は必ず、素材がシルバーのみのネックレスにだけ適用してください。

ゴールドやプラチナは中性洗剤

コールドやプラチナの黒ずみには薄めた中性洗剤を使用する方法がおすすめです。お手入れ方法は以下の通りです。

①ボールの中に30~40℃のぬるま湯を入れ、数滴の中性洗剤を溶かす
②その中に数分間ネックレスを浸す
③柔らかいブラシで優しく汚れを洗う
④しっかりと水洗いして水気をふき取る

こちらもシルバーのお手入れと同様、手軽に挑戦できるメンテナンス方法です。
ただし、ほとんどの宝石は熱湯だと傷んでしまうため、宝石付きのものは35度程度のぬるめのものを使用することをおすすめします。
また、エメラルドやパールなど、水分や中性洗剤の使用そのものが禁忌とされている宝石も多数存在します。宝石の種類や特性が分からない場合はこの方法でのメンテナンスは避けましょう。

まとめ

ネックレスは、繊細な作りのものが多いため、大切に使っていたはずなのに気付くと破損してしまっている場合があります。しかし、丸カンやCカン、飾りが外れた、糸が切れた場合など、自分で補修できるケースもあります。ただし、自分で補修すると失敗するリスクもあるため、高価なブランド品は無理に自分で補修せずプロに依頼することも検討しましょう。お気に入りのネックレスは、補修方法を上手に選んで長く使いたいものですね。

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