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自分でリュックを修理する方法は?ファスナー・肩ひも・破れの直し方まとめ

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#補修#DIY#革

ファスナーの故障、バックルの割れ、肩ひもや持ち手のちぎれ、角・底の破れなど。リュックにまつわるこうしたトラブルは、自分で修理できることもあります。 自分で直せば業者に持っていく手間が省け、お金も節約できるため、ぜひチャレンジしてみましょう。この記事では、自分でリュックを修理する方法を、ケースごとにわかりやすく解説します。

リュックのファスナーを自分で修理する方法

まずはリュックのファスナー(ジッパーともいう)部分の修理方法を紹介します。故障の種類に応じて、以下の直し方をお試しください。

ファスナーの引き手が破れた・折れた場合

ファスナーの引き手がちぎれた、ないしは折れた場合は、アロンアルフアを用いて接着を試みましょう。

革製の引き手には、革にしみこみにくい「アロンアルフア EXTRAゼリー状」がおすすめです。金属製の引き手には、金属への接着が得意な「アロンアルフア EXTRA耐衝撃」が適しています。

<アロンアルフアの基本的な使い方>
1. 接着面の汚れを落として十分に乾かす
2. 片面にアロンアルフアを点置きする(ノズル先端でぬり広げない)
3. すぐに貼り合わせてしばらく押さえる


なお、引き手が全体的に損耗しているなど、うまく接着できないときは、パーツ交換もお考えください。似た形状の引き手、もしくは好きなデザインの引き手を、ネット等で購入し、付け替えましょう。

ファスナーのスライダーが外れた場合

ファスナーの可動部を「スライダー」と言いますが、この片側ないし両側がファスナーから外れた場合も、リュックの構造によっては手軽に修理できます。

ファスナー下にある留め具(下止め)を取り外すことができる場合は外してください。下止めは、ペンチで挟んで真上に持ち上げるようにすれば外れるようにできているものが多いです。

下止めが外れたら、一旦スライダーを外して、両側同時に再び入れ直しましょう。スライダーが正しくはまったことを確認したら、外した下止めを取り付けて完成です。

下止めの付け方ですが、平行な台の上にファスナーを置き、横からスライドさせるようにはめてください。はまったら上から金づちで数回打てば固定されます。金づちを打つ際は、台が傷つく可能性があるため、下に板や段ボールを敷くといった工夫をしましょう。

ファスナーに布がかんでしまった場合

スライダーに布がかみ、動かない場合は、スライダーに動かしたい方向とは逆に力をかけつつ、やさしく布を引っ張ってみます。力任せに引っ張ると布に穴が空く恐れがあるので、注意してください。

引っ張っても改善されない場合は、ペンチやドライバーなど、先のとがったものをスライダーに差し込んですき間を広げます。その上で、ピンセットを使ってかみ込んだ布を徐々につまみ出しましょう。

ファスナーが動かなくなった場合

布がかんでいるわけでもないのにファスナーが動かない場合は、劣化でスライダーが滑りにくくなっていると考えられます。無理に動かそうとするとスライダーやエレメント※が破損する恐れがあるため、まずはやさしく力をかけて動かないか試しましょう。強く引っ張ると動かないのに、ゆっくり力を入れると動いて元に戻る場合があります。

やさしく力をかけても動かない場合は、ファスナーに対応した潤滑剤を購入してスライダーやエレメントに塗布しましょう。ファスナーの滑りを良くするための専用の潤滑剤スプレーも市販されています。
※エレメント:ファスナーの歯部分のこと。

ファスターを閉めても開いたままになる場合

ファスナーを閉めたそばからエレメントが開いてしまう場合は、スライダーかエレメントのどちらかに原因があります。

スライダーに原因がある場合、スライダーの口幅が広がっていることが多いです。その場合は、エレメントがはまっているスライダーの口をペンチで両側から少しはさみ、口の幅をせばめてみてください。強くはさみすぎると口が閉じすぎてスライダーが動かなくなってしまうため、少しずつ微調整するイメージで作業しましょう。

一方、エレメントが原因の場合、多くは曲がりや欠けがあり、スライダーが機能しなくなってしまっています。曲がったエレメントをペンチで押さえるなどして修復すれば、きちんと閉まるようになる可能性があります。

エレメントが欠けている場合は、ファスナー交換が必要になるので、手軽に修理するのは困難です。手芸が得意なら自分で新しいファスナーに交換しても良いですが、そうでなければ業者に修理を依頼しましょう。

バックルが割れてしまった場合

次に、肩ひもなどのバックルが割れた場合の修理方法です。プラスチック製のバックルが割れたときは、「アロンアルフア プラスチック用」が便利です。付属のプライマーを使うことで、本来接着が難しいポリプロピレンやポリエチレンなどを含むほとんど全てのプラスチックを強力に接着できます。

バックルの割れたパーツ同士を元通り貼り合わせられそうな場合には、ぜひアロンアルフア ブラスチック用をお試しください。

<アロンアルフア プラスチック用の使い方>
1. 接着面の汚れを落として十分に乾かす
2. プライマーを綿棒につけて、両方の接着面に塗る
3. 5〜10分放置し、プライマーを乾かす
4. アロンアルフアを片面に滴下し、すぐに貼り合わせてしばらく押さえる

プライマーが乾いていなくても、乾かしすぎていてもうまく接着できないため、乾燥時間を守るのがコツです。 なお、バックルが粉砕されているなど、接着が厳しそうな場合は、ネットで交換用のバックルを購入し、付け替えるのが良いでしょう。

リュックの肩ひもを自分で修理する方法

肩ひもの付け根がちぎれたり、ほつれたりした場合は、アロンアルフアと「アロンアルフア 専用硬化促進剤」が便利です。

専用硬化促進剤には、硬化速度を速める働きがあります。また、接着前にアロンアルフアを塗らないほうに吹きかけておくと、アロンアルフアのしみこみを防ぐことにも使えます。

リュックの肩ひもがちぎれた場合

リュックの肩ひもがちぎれた場合は、「アロンアルフア 専用硬化促進剤」を併用することで接着が可能です。

まずは接着部分の片方に専用硬化促進剤をスプレーし、アロンアルフアのしみこみを防ぎます。その上で「アロンアルフア EXTRAゼリー状」を硬化促進剤を吹きかけていないほうに少量滴下し、すばやく肩ひもを本体に貼り合わせましょう。しばらく手を添えたままにし、貼り合わせた状態をキープすれば、接着完了です。

このままでも十分な強度はありますが、接着部分を針と糸で縫合すれば、さらに頑強な補強ができます。

なお、リュックが布製の場合、アロンアルフアを塗布することで発熱する恐れがあります。そのため、作業する際は、接着部分を手で押さえないように気をつけましょう。

リュックの肩ひもがほつれた場合

肩ひもの付け根がほつれてきた場合は、「アロンアルフア タフパワー」と「アロンアルフア 専用硬化促進剤」を併用します。

直し方はとても簡単。ほつれた部分にアロンアルフア タフパワーをしみこませ、その部分に専用硬化促進剤を吹き付けて固めるだけです。1分足らずで、肩ひもがそれ以上ほつれないようにできるため、ぜひ気軽にチャレンジしてみてください。

リュックの持ち手も同じように修理可能

上述した肩ひものちぎれ・ほつれの修理方法は、持ち手にも適用できます。

肩ひもが2本あるのに対し、一般的にリュックの持ち手は1つ。場合によっては肩ひも以上の負荷がかかるため、「アロンアルフア タフパワー」と「アロンアルフア 専用硬化促進剤」でがっちり補強するのがおすすめです。

リュックの角・底破れを自分で修理する方法

リュックの角や底の破れについても、程度によっては自分で簡単に修理できます。以下では角と底、それぞれの破れの直し方を紹介するので、必要なほうをぜひお試しください。

リュックの角が破れた場合

リュックの角が破れた場合は、まずは同色の糸で丁寧に縫合しましょう。

次に縫った箇所に「アロンアルフア タフパワー」をしみこませます。布製の場合は、発熱に注意しながら作業を行ってください。量は1か所に1滴で十分です。

最後に仕上げとして、アロンアルフアをしみこませた箇所に「アロンアルフア 専用硬化促進剤」をスプレーします。このように縫合部分をアロンアルフアと専用硬化促進剤でがっちり固めることで、プラスチックのような強度が実現可能です。

下記の動画は革のカバンですが、同じ方法で角の破れを補修していますので、ぜひ参考にしてください。

リュック底の破れが目立つ場合

底の破れも、縫合部分を「アロンアルフア タフパワー」「アロンアルフア 専用硬化促進剤」で固めることで頑強に補強できます。

また仮に穴が空いても中身が落ちないように、リュック(ないしカバン)用の底板を中に敷いておくのもおすすめです。底板は100均やホームセンター、通販サイトなどで手に入ります。

まとめ

自分でリュックを修理するのは案外簡単で、ちょっとしたすき間の時間で手軽に直せます。費用も最大で2,000円くらい、家にあるものをうまく活用すればほとんどお金をかけずに修理することも可能です。これを良い機会として、気軽にチャレンジしてみましょう。

なお、リュックの修理では、アロンアルフアと「アロンアルフア 専用硬化促進剤」のセットがあると便利です。このセットはリュックの修理に限らず、日常生活にかかるさまざまな補修に使えるため、一つ持っておくと便利です。

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