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フィギュアの修理におすすめの接着剤は?はがし方や白くならない塗り方も紹介

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#補修#フィギュア#工作

フィギュアの修理に使う接着剤には、アロンアルフアがおすすめです。「パーツが折れた」「台座に強く固定したい」「中に金属線を埋め込みたい」など、さまざまな作業に対応できます。

今回は、フィギュアの修理に役立つアロンアルフアの種類や使い方を紹介します。接着箇所が白くならないためのコツやはがし方などもお伝えするので、これを機会にぜひお気に入りのフィギュアを修理してみましょう。

フィギュア修理の接着剤はアロンアルフアがおすすめ

フィギュアの修理にはアロンアルフアが便利です。アロンアルフアなら数秒で強力な接着が可能なので、お気に入りのフィギュアを簡単に直せます。

またプラスチックだけでなく、金属や合成ゴムなど、1本で幅広い素材に対応できることもアロンアルフアの魅力です。例えば、破損した部分の補強に、真ちゅう線などの金属線を埋め込む場合も、アロンアルフアで対応できます。数ある接着剤の中でも、とくに汎用性の高い商品なので、フィギュア修理の幅広い作業に役立つはずです。

なお、以下では、フィギュア修理の内容に合わせたアロンアルフアの選び方を紹介します。

たれない「アロンアルフア EXTRAゼリー状」が使いやすい

さまざまなフィギュア修理に広く使えるのが「アロンアルフア EXTRA ゼリー状」です。EXTRAゼリー状は粘度が高く、塗布した場所からたれないので、作業がはかどります。

一般的にフィギュアは立体であり、接着面には凹凸があるため、さらさらとした接着剤だと流れてしまいがちです。その点、EXTRAゼリー状ならその場にとどまってくれるので、接着箇所でない部分が接着剤で汚れてしまうこともなく、スムーズに接着できます。

また粘度が高い分、硬化までに数秒猶予があり、接着位置や角度を微調整できることもメリットです。万が一接着がズレても、すばやく対処すれば修正がききます。

そのほか、つまようじの先で少量をすくい取り、接着面に塗布するという使い方もできることから、細かな作業にも適しています。

細かな作業には「アロンアルフア EXTRAスティック」も

細かな作業には、キャップに付いた細いスティックで塗布できる「アロンアルフア EXTRA スティック」も便利です。つまようじなどを用意する必要なく、そのまま小さな面積にも塗れるので、手軽にフィギュアを修理できます。

またスティックには斜めのカットが入っており、キャップを回転させて液量を調節できることも魅力。ピンポイントで正確な作業ができるため、接着箇所からの接着剤のはみ出しが心配な箇所など繊細な作業に適しています。

アロンアルフア®️ EXTRA®️ 速効多用途01

台への固定には「EXTRA速効多用途」「タフパワー」も便利

台座など、液状でもたれない場所に塗布する場合は「アロンアルフア EXTRA 速効多用途」「アロンアルフア タフパワー」がおすすめです。EXTRA速効多用途はその名のとおり高速接着が可能。タフパワーはEXTRA速効多用途と同様の接着速度なうえ、蓋をあけてサッと使えて液量のコントロールがしやすい容器で、目当ての場所にがっちりフィギュアを固定できます。

なお、EXTRA速効多用途やタフパワーなど、液状のアロンアルフアには「アロンアルフア 専用極細ノズル」を付けると便利です。極細ノズルを差し込むことでより正確な少量塗布が可能になるほか、狙った場所からのはみ出しも防げます。

すき間への流し込みには「アロンアルフア プロ用No.1」

フィギュアの組み立てや、パーツを付け直したり亀裂を補修したりする場合などには、流し込みに便利な「アロンアルフア プロ用No.1」がおすすめ。アロンアルフアの中でもとりわけ粘度が低く、水のようにさらさらしているため、スムーズに流し入れられます。

ただし、粘度が低くてサラサラなので液だれしやすく、繊細な作業には「アロンアルフア 専用極細ノズル」を併用するのが良いでしょう。

アロンアルフア®️ 専用極細ノズル

ポリエチレン製のフィギュアには「アロンアルフア プラスチック用」

一般的な接着剤ではつきにくいポリエチレン・ポリプロピレン製のフィギュアには、「アロンアルフア プラスチック用」を用いましょう。特殊なプライマー液で下処理をしてからアロンアルフアを使うことで、ポリエチレンも強力に接着できるようになります。

プライマーは綿棒を使って接着したい両面に塗り、5〜10分放置します。プライマーが完全に乾かないとアロンアルフアを塗布しても十分な強度がでないため、必ず乾くまで放置してください。

アロンアルフア®️ EXTRA®️ 速効多用途01

ちなみにフィギュアの多くはポリ塩化ビニルやABS樹脂製であり、ポリエチレン製のものはそう多くありません。しかし、一部のロボットフィギュアや海外製の可動式フィギュアは、ポリエチレンでできている場合があります。そのため、パッケージ裏の品質表示などを確認し、使われているプラスチック素材に適した接着剤を使うのがベストです。

もし調べてもプラスチック素材の種類がわからない場合は、アロンアルフア プラスチック用を使うのが無難です。アロンアルフア プラスチック用なら、ほとんど全てのプラスチックにも対応可能です。

白くなるのを防ぐために「アロンアルフア 専用硬化促進剤」を併用

はみ出したアロンアルフアの周辺が白くなる「白化現象」を防ぐには、「アロンアルフア 専用硬化促進剤」が有効です。フィギュアは見栄えが重要なので、接着前か後に専用硬化促進剤をスプレーして白化現象を予防し、きれいに仕上げましょう。

また専用硬化促進剤には、硬化速度を速める働きもあるため、作業効率を高めたい場合にも適切です。通常なら数秒から数十秒押さえないといけないところを、硬化促進剤を吹き付けてから接着すれば一瞬で固められます。接着面が小さく不安定な場合ほど活躍しますよ。

なお、ゼリー状のアロンアルフアと硬化促進剤(スーパー液)がセットになった「アロンアルフア スーパーゼリー」もあります。スプレータイプの硬化促進剤では狙った箇所の周辺にもスプレーがかかってしまいますが、スーパー液であれば狙った部分だけに少量を滴下することが可能です。

流し込みにも使えるような粘度の低いアロンアルフアをお求めの場合は、「アロンアルフア スーパーセット」もおすすめ。こちらもスーパー液がセットになった便利な商品です。

壊れたフィギュアを接着剤で修理する方法

壊れてしまったフィギュアは、アロンアルフアを使えば自宅で手軽に修理できます。具体的には、以下の修理方法をぜひお試しください。

取れたパーツをアロンアルフアで接着する方法

まずはフィギュアの腕や足が取れてしまった場合の修理方法を紹介します。

<修理に必要な道具>

  1. アロンアルフア EXTRA ゼリー状※1
  2. アロンアルフア 専用硬化促進剤※1
  3. つまようじ ※2
  4. 段ボール
※1「アロンアルフア スーパーゼリー」でも可
※2 ゼリー状でなく液状の「アロンアルフア EXTRA速効多用途」などを使うなら「アロンアルフア 専用極細ノズル」の併用がおすすめ

<修理の流れ>

1. 接着面を布でふいてきれいにする

まずは接着面を布でふき、表面のほこりや水分、油分などをきれいに取り除きます。

2. 専用硬化促進剤もしくはスーパー液を片面に塗る

接着面の片方に、10センチくらい離したところからアロンアルフア 専用硬化促進剤をスプレーしましょう。アロンアルフア スーパーゼリーを用いる場合は、付属の「スーパー液」を綿棒で片面に塗ってください。このように事前に硬化促進剤を塗っておくことで、硬化速度が速まるほか、白化現象を予防できて仕上がりがきれいになります。

3. 段ボールにゼリー状のアロンアルフアを出し、つまようじを使って塗る

次に段ボールの上などにゼリー状のアロンアルフアを出し、つまようじの先で少量すくいます。そして、2で硬化促進剤(スーパー液)を塗っていないほうの面に塗布してください。 ノズルから直接塗ることも可能ですが、接着面が小さい場合、塗り過ぎてはみ出す恐れがあるため、つまようじの使用がおすすめです。またアロンアルフアは10円玉大に1滴で十分な強度を発揮し、つけすぎると逆にくっつきにくくなるので、多めに塗る必要はありません。

4. 取れたパーツをすばやく貼り合わせしばらく押さえる

アロンアルフアを塗布したら、すぐにパーツを貼り合わせしばらく押さえましょう。硬化促進剤を使用している分、硬化速度が速いため、位置や角度を間違えないように注意してください。

取れたパーツを真ちゅう線で補強する方法

続いて、接着部分の中に真ちゅう線を埋め込んで補強する「軸打ち」と呼ばれる作業のやり方を紹介します。軸打ちは、足や腰、肩など、大きくて比重が大きいパーツによく用いられます。取れたパーツに重量感があり、接着剤だけでは心もとない場合に試してみてください。

<修理に必要な道具>

  1. アロンアルフア プロ用No.1
  2. アロンアルフア 専用硬化促進剤
  3. アロンアルフア 専用極細ノズル
  4. 真ちゅう線(パーツの大きさに合った太さのもの。1.5mmないし2.0mmが定番)
  5. ピンバイス(穴を開けるための道具。真ちゅう線の太さに合わせる)
  6. ニッパー

<修理の流れ>

1. ピンバイスで接着面に穴を開ける

真ちゅう線が入るように、接着面の中心にピンバイスで穴を開けます。

まず、穴がずれないように片面にペイントマーカーで「×」を書きましょう。乾かないうちにパーツ同士を合わせると、もう片面にも×印がうつります。両面とも、×の中心(交点)に穴をあければ、ずれを抑えられます。

マーキングができたら、斜めにならないよう気をつけながら垂直に針を入れていきましょう。ピンバイスのサイズは真ちゅう線に合わせます(真ちゅう線が2ミリならピンバイスの針も2ミリ)。慎重を期すなら「1.0mm→1.5mm→2.0mm」というように段階的に針を太くしても良いでしょう。

なお、途中で穴がずれていることがわかった場合は、アロンアルフア プロ用No.1を流し込んで穴を埋め、再度やり直してください。

もしくは、最初からずれる前提であらかじめ片方に大きめの穴を開けておくという方法もあります。一方は真ちゅう線と同じ直径の穴をあけ、もう片方にはそれより少し大きめの穴をあけます。そして、接着する際にすき間をアロンアルフアで固定するという流れです。

2. 真ちゅう線を入れてパーツを合わせて見る

両面に適当な穴が開いたら、真ちゅう線を切って穴に入れ、パーツ同士を合わせてみましょう。真ちゅう線のフィット具合やパーツ同士のかみ合わせをチェックし、必要に応じてピンバイスで穴の大きさを微調整してください。

ちょうど良い具合になったら、アロンアルフアで接着していきます。

3. アロンアルフアで接着する

まず接着面を布でふき取り、汚れや油分などを取り除きます。

接着面がきれいになったら、接着するパーツのほうに真ちゅう線を取り付けていきます。穴に真ちゅう線を差し込んだ上で、アロンアルフア プロ用No.1に極細ノズルを装着して接着剤を流し込みましょう。

アロンアルフアが硬化したら、次はパーツ同士をジョイントします。先にパーツを組み立て、継ぎ目にアロンアルフアを流し込んでください。

4. 専用硬化促進剤をスプレーして仕上げ

接着部分が硬化して動かなくなったら、最後に専用硬化促進剤で仕上げをします。10センチほど離して接着部分に硬化促進剤をスプレーしましょう。これにより、硬化をより速くするとともに、接着箇所が白くなってしまうことを防げます。

フィギュアからはみ出した接着剤のはがし方

フィギュアからはみ出したアロンアルフアは、「アロンアルフア はがし隊」を使えば落とせます。布などにはがし隊を取り、はみ出し箇所をぬぐうことを何度か繰り返せば、はがすことが可能です。

ただし、はがし隊は固化したアロンアルフアを溶かすリムーバーなので、フィギュアの表面塗装に影響を与える恐れがあります。そのため、キャラクターの顔や腕、脚など目立つ箇所のはみ出しは、下手に触らないほうが良いかもしれません。どこかで試し塗りができれば理想ですが、フィギュアの場合、試せる箇所がないことも考えられます。

なお、はがし隊の使用後に表面を再塗装するならば、はがし隊が塗装面を多少溶かしても影響は少ないでしょう。再塗装する場合は、表面に残ったはがし隊をきれいに拭いてから塗装してください。

フィギュアだけでなく、指や作業台などについてしまったアロンアルフアも、はがし隊があれば簡単にはがせます。

まとめ

フィギュアの破損は、アロンアルフアを使ってきれいに修復できる可能性があります。自分の手でよみがえらせれば、そのフィギュアに対してさらに愛着も増すでしょう。壊れた箇所や作業内容に合った商品を選び、ぜひ修理にチャレンジしてみてください。

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