



接着剤のはがし方まとめ|状況別・種類別に落とす方法をご紹介

接着剤にはさまざまな種類があり、それぞれではがし方も異なります。例えば、アロンアルフアなら「アロンアルフア はがし隊」が便利です。
今回は接着剤のはがし方を、状況別・種類別に解説します。指やモノに接着剤が付いてお困りの人は、ぜひ以下でご紹介する方法をお試しください。
アロンアルフアは「はがし隊」で落とせる!
手や指についたアロンアルフアのはがし方
家具などからはみ出たアロンアルフアのはがし方
状況別・接着剤のはがし方
手や指に接着剤がついた場合
衣類に接着剤がついた場合
プラスチックに接着剤がついた場合
木材や金属、ガラスに接着剤がついた場合
種類別・接着剤のはがし方
シアノアクリレート系瞬間接着剤のはがし方
水性・木工用接着剤のはがし方
エポキシ樹脂系接着剤のはがし方
ホットメルト系接着剤のはがし方
溶剤系・セメント系接着剤のはがし方
変成シリコーン系強力接着剤のはがし方
合成ゴム系接着剤のはがし方
まとめ
アロンアルフアは「はがし隊」で落とせる!
アロンアルフアをはがすには、専用リムーバーの「アロンアルフア はがし隊」がおすすめです。はがし隊には、指や家具などについたアロンアルフアを溶かす作用があります。
手や指についたアロンアルフアのはがし方
手や指についたアロンアルフアは、「アロンアルフア はがし隊」をつけてもむようにすることではがせます。体質によっては皮ふがかぶれる場合があるので、はがし隊を使ったあとは石けんと水で手をよく洗い、ハンドクリームなどで保湿してください。
またはがし隊が手元にない場合は、お湯につけてもみ込むことでもはがせます。ただし、はがし隊を使う場合に比べて時間はかかります。
なお、指についたアロンアルフアのはがし隊やお湯を使ったはがし方は、以下の記事でも詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
指についた瞬間接着剤のおすすめの落とし方2選
家具などについたアロンアルフアのはがし方
家具などについてしまったアロンアルフアも「アロンアルフア はがし隊」を使うことではがせます。
落としたい部分にはがし隊を塗って3分ほど放置し、布でふき取る。この作業をアロンアルフアがはがれるまで繰り返しましょう。
アロンアルフアで接着した箇所の周囲が白くなってしまう白化現象も、はがし隊を使えば解消できます。ただし、素材によっては溶けたり、風合いが変わったりする可能性もあるため、目立たないところでテストしてから使うのがおすすめです。
家具をはじめ、モノについたアロンアルフアのはがし方は、以下の記事で詳細に解説しています。
瞬間接着剤の落とし方は?家具や金属、ガラスなどから取り除く方法
状況別・接着剤のはがし方
以下では、アロンアルフアに限らず、接着剤全般のはがし方を状況別に紹介します。自分が置かれているシチュエーションに合った方法をお試しください。

手や指に接着剤がついた場合
手や指についた接着剤は、お湯につけてもむようにしてはがしましょう。時間がかかるはがし方なので、焦らずゆっくりはがしていくのがポイントです。無理にはがそうとすると皮ふを傷つける恐れがあるので注意してください。
なお、手や指についた接着剤のはがし方は、商品によっても異なります。詳しい対処法は接着剤メーカー各社のHPなどでご確認ください。
衣類に接着剤がついた場合
「アロンアルフア はがし隊」や除光液(アセトン)などの溶剤を布に取り、シミ抜きの要領でポンポンとたたくと、ある程度はがせる可能性があります。ただし、布についた接着剤を完全に落とすのは困難なので、初めから汚れても良い服装で作業をすることをおすすめします。
また溶剤を使うと、色落ちしてしまう可能性があるため、気をつけながら作業してください。
なお、のりや木工用接着剤など、水性系の中でも耐水性がないタイプの接着剤なら、お湯と石けんでもみ洗いをすることではがせる可能性があります。
プラスチックに接着剤がついた場合
プラスチックに溶剤を使うと溶けてしまうので、ほかのはがし方をお試しください。
例えば、沸とうしたお湯にプラスチックを入れ、しばらく熱してみる方法があります。水性系の接着剤のうち、耐水性のないタイプであれば、この方法ではがれやすくなる可能性が考えられます。
耐水性のあるほとんどの接着剤の場合は、しばらくでなく数日間熱すればはがせる可能性があります。ただし、製品によっては高熱で溶けてしまう可能性があるため、耐熱温度も確認しながら実行の是非を検討しましょう。
そのほか、サンドペーパーで接着剤を削り取る方法も有効かもしれません。サンドペーパーを使う場合は、傷つけたくない部分をマスキングテープで養生してから慎重に作業してください。使う番手は、最初は粗めの1,000番、次に細かめの2000番に移ると良いでしょう。
木材や金属、ガラスに接着剤がついた場合
木材や金属、ガラスについた接着剤には、アセトンをはじめとする溶剤(アロンアルフアなら「アロンアルフア はがし隊」)が基本的には使えます。
ただし、溶剤を使うと表面の風合いが変わってしまう恐れがあるため、目立たないところで試し塗りしてから使うのが安全です。また溶剤の蒸気やガスを吸い込まないよう注意してください。
なお、溶剤を使ってもはがれない場合は、表面を傷つけないよう留意しながら、サンドペーパーやカッターなどで削り取る方法も試してみましょう。
種類別・接着剤のはがし方

続いては、接着剤の種類別にはがし方を紹介します。落としたい接着剤に対応する方法を試してみましょう。
シアノアクリレート系瞬間接着剤のはがし方

アロンアルフアをはじめとするシアノアクリレート系瞬間接着剤は、溶剤を使ってはがします。「アロンアルフア はがし隊」をお試しください。
注意点として、はがし隊には有機溶剤のアセトンが含まれています。気化したアセトンを吸い込むと、頭痛や気管支炎を発症する恐れがあります。予防策として、使用中と使用後には十分な換気をするのがおすすめです。
またモノについた瞬間接着剤をはがし隊で落とす際は、必ず目立たないところでテストをしましょう。見た目に悪影響が出ないことを確認してからお使いください。
水性・木工用接着剤のはがし方

水性系の木工用接着剤やのりは、硬化する前であれば、水またはお湯を浸した布でふき取ることで除去できます。
固まってしまった場合は、お湯にしばらく浸けて様子を見ましょう。接着剤がふやけてきたら、ヘラやマイナスドライバーなどで力をかけるとはがせる可能性があります。
エポキシ樹脂系接着剤のはがし方

エポキシ樹脂系の接着剤をはがすのは困難です。ベンジンや塗料のうすめ液などを使ったはがし方もありますが、引火や皮ふ刺激などの危険を伴うのでおすすめしません。
エポキシ樹脂系の接着剤が付いてしまった場合は、基本的に諦めるのが賢明です。どうしてもはがしたい場合は、サンドペーパーやカッターなどを使って、物理的に削り取る方法をお試しください。
なお、エポキシ樹脂系の接着剤が指についた場合は、慌てずきれいに拭き取ってください。皮ふの弱い方でなければ、アルコールや除光液で拭くのも良いでしょう。
ホットメルト系接着剤のはがし方

グルーガンに代表されるホットメルト系の接着剤は、ドライヤーなどで温めると柔らかくなるので、ヘラなどでこそげ落としましょう。ただし、熱を加えることで接着剤のついたモノが変形してしまう恐れがあるため、様子を見ながら慎重に作業しましょう。
こそげ落とした後、アルコールをはじめとする溶剤で拭き取れば、よりきれいに落ちるかもしれません。溶剤は接着剤の種類によって異なるため、アルコールや除光液、石油エーテル、はく離剤などから適切なものをお選びください。
なお、ホットメルト系接着剤が手についた場合、ドライヤーなどで熱して取ろうとすると火傷のリスクがあります。そのため、基本的には新陳代謝で勝手にはがれるのを待つのがおすすめです。どうしてもすぐ取りたい場合は、お湯で温めて柔らかくし、ヘラ等でこそげ落とすのが良いでしょう。皮膚が弱い人でなければ、その後アルコールや除光液で拭き取れば、きれいに落ちる可能性があります。
溶剤系(セメント)接着剤のはがし方

プラモデル製作に使うような溶剤系(セメント)の接着剤は、カッターやサンドペーパーなどで表面を削ってはがします。
溶剤系は、プラスチックを溶かして素材同士をくっつける接着剤です。プラスチックの成分と接着剤の成分が一体化し、接着部分の全体が一つのプラスチックのようになります。そのため、一度塗布してしまうと接着剤だけをきれいにはがすことは不可能で、はがすというよりは、削るという作業になります。
ちなみに下記の記事にある通り、プラモデル製作には、溶剤系接着剤のほか、アロンアルフアも便利です。アロンアルフアなら「アロンアルフア はがし隊」を使って簡単にはがすことができます。
プラモデル製作におすすめの接着剤についての詳細はこちら
変成シリコーン系強力接着剤のはがし方

「強力接着剤」という名で売られているような変性シリコーン系の接着剤も、はがすのが難しいといえます。適当な溶剤がなく、耐熱性も高めなので熱しても落とせません。
そのため、基本的にはカッターやサンドペーパーなどで物理的に削り取るのがおすすめです。
誤って手についた場合は、エポキシ樹脂系と同様、固まる前に拭き取り、お湯と石けんでよく洗いましょう。
合成ゴム系接着剤のはがし方

「ゴムのり」に代表されるような合成ゴム系接着剤は、アセトンやトルエン、シンナーといった有機溶剤で溶かせばはがせます。しかし、それらを使うのは危険を伴うため、基本的にはおすすめしません。どうしても使わなければならない場合は、作業中と作業後に十分な換気をしましょう。
危険性が少ない方法としては、カッターやサンドペーパーなどで物理的に削り取る、切り取ることが挙げられます。
まとめ
接着剤のはがし方として比較的万能なのは、指についた場合、お湯につけてもむようにする方法。モノについた場合は、カッターやサンドペーパーなどで削り取る方法です。接着剤のはがし方がわからず困ったら、これらの方法をお試しください。
アロンアルフアなら「アロンアルフア はがし隊」があるので安心です。