なるほどアロンアルフアなるほどアロンアルフア

アイデア広がる、ヒント見つかるアイデア広がる、ヒント見つかる

初心者でも安心!プラモデルの合わせ目消しの方法を徹底解説

使おう

#補修#工作#はがし隊

プラモデルを作るときに、パーツ同士の合わせ目が気になることはありませんか?

そんなときは「合わせ目消し」をすることがおすすめです。合わせ目消しとは、パーツのつなぎ目を消して、見栄えを良くする処理のことをいいます。この記事では、プロモデラーのChop! Factory(チョップ・ファクトリー)さんにお聞きした、合わせ目消しのやり方やコツについて解説します。

[プロフィール]
Chop! Factory(チョップ・ファクトリー)さん

北海道在住のプロモデラー。ホビージャパン・モデルグラフィックス・ガンダムホビーライフ等の雑誌ライターのほか、メーカー完成見本制作やデザイナーとして活躍。ガンダムなどのキャラクター系プラモデルをメインに、車やバイク、飛行機など多彩なジャンルで活動中。

プラモデルにおける合わせ目消しの必要性・仕上がりの違い

今時のキャラクター系プラモデルには、接着剤を使わなくても組み立てられるものがあります。なので、プラモデル制作における合わせ目消しは、必ずしも必要な工程というわけではありません。

ですが、例えば改造するときや、より完成度を高めたい、かっこよく仕上げたいとなった場合には、合わせ目消しっていう作業をすることで、完成度の高い仕上がりになります。

合わせ目消しをしたときの仕上がりの違い

合わせ目消しをすることで、プラモデルの完成度を高めることができます。合わせ目が目立たないプラモデルもたくさんありますが、それでも少しは違和感が出てしまうもの。ひと手間かけて合わせ目消しをすることで、プラモデルをより本物らしく、カッコよく作ることができますよ。

合わせ目消しの難易度

合わせ目消しというと難しく聞こえるかもしれませんが、実はそれほど難しくありません。やり方を覚えてしまえば誰でもできるので、ぜひ覚えてみてくださいね。

プラモデルの合わせ目消しに必要なもの

プラモデルの合わせ目消しをするときは、次の道具を用意しましょう。

必要な道具一覧

今回使用したのが、「アロンアルフア 光」。従来のアロンアルフアの強力な接着力はそのままに、付属の専用ライトを照射することで素早く固められます。硬化が速いので白化を防ぐこともでき、プラモデルの接着におすすめできる瞬間接着剤です。

プラモデルの合わせ目消しの方法

必要な道具が準備できたら、さっそくプラモデルの合わせ目消しをしてみましょう。ステップは全部で5つ。それぞれについて解説します。

1.合わせ目消しをする箇所を確認する

プラモデルの見た目を良くするための「段落ちモールド」などがあると、そこに接着剤が流れ込んでしまいます。まず、合わせ目消しをする箇所をあらかじめ確認し、接着剤を塗る場所を把握しておきましょう。

2.パーツを分解する

合わせ目消しをする箇所が確認出来たら、プラモデルのパーツを分解します。

3.パーツの合わせ目部分のへりを削る

パーツの合わせ目部分のへりをヤスリで削り、断面がV字になるようにしておきます。こうすることでより接着剤が入るようになり、接着の強度も増しますよ。

4.パーツを合わせて瞬間接着剤を塗布する

再びパーツを組み合わせて、合わせ目の溝部分に「アロンアルフア 光」を塗布します。塗布後、付属の専用ライトを照射して接着剤を硬化させます。

アロンアルフア 光は蛍光灯などの光でも硬化してしまうので、作業中であってもノズルをよくふき、キャップをパチンと閉めるようにしてくださいね。また、専用ライトの光は直接見ないようにしましょう。

♪ポイント
低粘度の瞬間接着剤であれば、へりを削らずにそのまま接着剤を流し込むことも可能です。その場合、使用する接着剤は「アロンアルフア プロ用No.1」がおすすめですよ。

5.瞬間接着剤がはみ出た部分をヤスリで削る

瞬間接着剤が完全に硬化したら、はみ出した部分をヤスリで削ります。合わせ目部分に丁寧にヤスリをかけましょう。表面を綺麗に整えたら完成です。

♪ポイント
硬化した瞬間接着剤はプラスチックより硬いので、上手にやらないとプラスチックだけが削れて、いつまで経っても段差が埋まらなくなってしまいます。最初は難しいかもしれませんが、何度か作業していくうちに慣れてきますよ。

Chop! Factoryさんに聞いた、
プラモデル合わせ目消しのコツ

これまでに数多くのプラモデルを制作しているChop! Factoryさん。プラモデルの合わせ目消しのコツについてうかがいました。

合わせ目消しを行う上での注意点

──合わせ目消しを行うときに、注意するべきポイントはありますか?

Chop! Factoryさん: 瞬間接着剤がはみ出た部分へのヤスリがけですね。接着剤が完全に固まる前に削ってしまうと、中から固まり切っていない接着剤が出てきてしまうことがあります。よく固まったことを確認してから削るようにしてください。硬化した接着剤はプラスチックよりも硬いので、プラモデルを削りすぎないように注意が必要です。

──綺麗に仕上げる上で何か注意されている点はありますか?

Chop! Factoryさん: 合わせ目のへりを、ヤスリで斜めに削るんですよ。合わせ目を消すときに、瞬間接着剤をパテ代わりに埋めるように使うのですが、普通にやるとちょっとしか接着剤が入り込まないのです。

そこで、合わせ目のへりを、断面がV字になるように斜めに削って、より接着剤が入るようにします。そうすると合わせ目の広さも広がるし、接着面積も広がるので強度が増すし、綺麗に合わせも消すことができます。

おすすめの接着剤

──プラモデル制作をするときに、おすすめの接着剤はありますか?

Chop! Factoryさん: プラモデル制作をしていると、車のフロントウインドウや飛行機のコックピットなど、クリア素材のパーツを扱うことがよくあります。そのときに別の瞬間接着剤を使うと流れてしまってベタベタになったり、白化して見栄えが悪くなってしまったりします。なので、クリアパーツでも白化しないし、すぐ硬化する「アロンアルフア 光」はおすすめですね。

──瞬間接着剤が手についてしまったときはどうしていますか?

Chop! Factoryさん: お湯で手を洗っています。接着剤がついてしまったところをお湯で揉みながら洗うと、きれいに取れますよ。また、「アロンアルフア はがし隊」を使うのも良いでしょう。アロンアルフアをすばやく溶かし、きれいにはがしてくれるので、塗るだけで、簡単に除去できます。

合わせ目消しにアロンアルフアを使うメリット

──合わせ目消しに「アロンアルフア 光」を使ってみていかがでしたか?

Chop! Factoryさん: アロンアルフア 光は、合わせ目に気泡ができないところも良かったです。通常の接着剤は、一度にたくさん塗布してしまうと固まるのに時間がかかります。硬化促進剤を使って無理やり固めたりもしますが、そうすると合わせ目に気泡が入ってしまうことがあるのです。それをまた埋めなければならないのがストレスでした。

その点、アロンアルフア 光だと気泡が出ないので、制作しやすかったです。気泡がでないことで、レジンのような使い方ができ、レンズパーツみたいな物を作ることができるんですよ。レジンと比較して、匂いがないしレジン用の道具も必要ないので、接着だけでなくパーツの制作にも応用できました。

硬化させやすく白化しないところも良いですね。プラモデルの小さいパーツでも、専用ライトを照射すればすぐに硬化しますし、硬化後に白化しないのでプラモデルも綺麗に作ることができます。

接着剤の量を多めに塗布して、光が届く限りは固まるので、ヤスリをかけたときに中が固まりきっていなかったということも防げますね。あと、性能だけじゃなく、容器も工夫されているのが良いですね。自立させられるし、しぼりやすい仕組みになっていて手が汚れにくくなっていたりと、チューブ型のものと比べてかなり使いやすくなっています。

まとめ

今回は、「アロンアルフア 光」を使った合わせ目消しについてご紹介しました。プラモデルを制作する際の合わせ目消しにぜひトライしてみてくださいね!

プラモデル作りにも、アロンアルフアの接着剤が便利です。プラモデル作りにおすすめの接着剤については、以下の記事をご覧ください。

他にもおすすめ関連記事 他にもおすすめ関連記事

タグ別検索タグ別検索