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タイルの補修・DIYにおすすめの接着剤は?使い方も紹介【室内・屋外・浴室】

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#補修#DIY

タイル補修に使う接着剤は、タイルを貼る場所によって変える必要があります。室内のタイル補修には、アロンアルフアが便利です。

この記事では、タイルの補修におすすめの接着剤を、室内・屋外・浴室の3つにわけて紹介します。それぞれの使い方も詳しくお伝えするので、さっそく補修に挑戦してみてください。

タイルの補修におすすめの接着剤

タイル補修に使える接着剤は、室内・屋外・浴室のいずれを直すかによって異なります。タイルが常時水にさらされるか、日光や風雨にさらされるかで、適切な接着剤が変わってくるので注意してください。

室内のタイルにはアロンアルフアがおすすめ

室内タイル全般の補修には、アロンアルフアが便利です。アロンアルフアはさまざまなものをくっつけられますが、陶器や磁器の接着も得意としています。居室や台所の壁、玄関の床、洗面所など、直射日光や雨・風、湿気にさらされない場所のタイルなら、強力な接着力を発揮してくれます。

またアロンアルフアはほぼ一瞬で硬化するため、時間をかけず手軽にタイル補修が可能です。テンポ良く作業できるため、広範囲のタイルを貼り替える場合にも良いでしょう。

中でもタイルの補修で汎用性が高いのが「アロンアルフア EXTRAゼリー状」です。粘度が高くしみこみにくいため、土器質タイルや陶器質タイルなど、吸水性のあるタイルにも問題なく使えます。タイルの素材を気にせず使用できることが魅力です。

大容量の「アロンアルフア プロ用速効ゼリー状」という商品もあります。EXTRA ゼリー状の5倍もの量が入っているので、タイルを何枚も貼り替えるといった場合に良いでしょう。

なお、玄関タイルは雨や雪が降れば水や湿気に触れるので、従来のアロンアルフアに比べて約2倍の耐水性を誇る「アロンアルフア タフパワー」がおすすめです。

降雨が比較的多い西日本や、雪国である東北地方・北海道にお住まいの場合などは、タフパワーを選びましょう。そのほか、洗面台やお風呂の湿気が流れ込む手洗い場のタイル補修にも向いています。

またタフパワーは、従来製品の約3倍に相当する耐熱性も有します。よって、熱がかかりやすいキッチンのタイルなどにも有効です。

ただし、タフパワーはゼリー状に比べて粘度が低いため、接着剤がタイルにしみこむ前に貼り合わせる必要があります。加えて、吸水性が大きい土器質タイルの接着には向きません。しみこみやすい素材のタイルには、アロンアルフア EXTRAゼリー状をお使いください。

屋外のタイルにはエポキシやセメント系の接着剤を

屋外のタイル補修には、「タイル用接着剤」を使いましょう。屋外でも使用できると表示があるものを選んで下さい。すき間や継ぎ目を埋めるためには、セメント系の「タイル目地材」を使用するのが一般的です。

これらは耐候性や耐水性に優れており、日光や雨などにさらされてもはがれにくい性質を持ちます。ただし、完全に接着するまでに時間を要しますので、それぞれ使用方法をよく読んで使用しましょう。

浴室のタイルはタフパワーか変成シリコーン樹脂系で

浴室のタイル補修では、数枚の欠けやはがれなら、「アロンアルフア タフパワー」が便利です。タフパワーは耐水性・耐熱性が高いため、湿気が多い浴室でも接着強度が長持ちします。

広い面積のタイルを張り替える場合は、変成シリコーン樹脂を原料としたチューブタイプの接着剤を使いましょう。変成シリコーン樹脂には十分な耐水性があるため、浴室での使用に向いています。カビが生えにくいよう防カビ剤を配合した製品も販売されています。

なお、乾燥時間は商品によって異なりますが、総じて瞬間接着剤よりも乾燥に時間がかかるのでご注意ください。

室内タイルをアロンアルフアで補修する方法

室内タイルの割れやはがれは、以下のようにアロンアルフアで比較的手軽に補修できます。特別な道具が要らず、時間もお金もそれほどかからないため、ぜひ気軽にお試しください。

なお、ここで紹介する方法は、あくまでタイルだけが破損している場合のやり方です。タイルだけでなく下地まで著しく劣化している場合は、モルタルと呼ばれる下地の補修や整形なども必要となります。その場合、専門の道具を用いた広範囲の作業を伴うことになるため、業者へ依頼することもご検討ください。

一方、タイルが少し割れた、部分的にはがれたといった程度なら、これからお伝えする方法でさくっと直してしまうのも良いでしょう。

<補修に必要な道具・材料>
● 新しいタイル(もしくは元のパーツ)
● 「アロンアルフア EXTRAゼリー状
● 「アロンアルフア 専用硬化促進剤」(なくても可)
● 雑巾

※アロンアルフア EXTRAゼリー状は「アロンアルフア タフパワー」でも可。ただし、しみこみやすい土器質タイルにはEXTRAゼリー状を推奨。

1. 雑巾で接着面の粉や汚れをきれいに落とす

まずは絞った雑巾で接着面をふいて、接着面についた粉や汚れを十分に取り除きましょう。汚れが目立つ場合は、接着面を水洗いしても構いません。

表面に水が残っていない程度まで接着面が乾燥したら、アロンアルフアで接着していきます。

2. アロンアルフアを塗布して貼り合わせる

接着面がきれいになったら、片面に「アロンアルフア EXTRAゼリー状」を適量塗布し、すぐに貼り合わせます。

なお、塗布するときは、アロンアルフアを全面に塗り広げる必要はありません。アロンアルフアは接着面の水分に反応して固まるので、多くつけすぎると逆に接着速度や強度が落ちます。接着面を貼り合わせたら液が薄く広がる程度にちょこんと出しましょう。

ノズルでぐりぐり塗り広げると、つけすぎてしまう上、ノズルに不純物が付着してアロンアルフアが長持ちしなくなる原因にもなります。そのため、接着面にちょこんと出したら、そのまま貼り合わせるのがポイントです。

また、EXTRAゼリー状でなく「アロンアルフア タフパワー」を使う場合は、タフパワーがしみこむ前にすばやく接着してください。

硬化速度を速めて作業効率を上げたい場合は、「アロンアルフア 専用硬化促進剤」も便利です。硬化促進剤には、アロンアルフアの周辺が白くなる白化現象を防止する作用もあり、仕上がりをきれいにするのにも役立ちます。とくに黒などの濃色や透明感のあるタイルを補修する場合に良いでしょう。

液状の硬化促進剤を使いたい人、スプレー1缶分も必要ないという人には、「アロンアルフア スーパーゼリー」という商品も。アロンアルフアと液状の硬化促進剤がセットになっています。

量こそ少なめですが、アロンアルフアとスプレー状の硬化促進剤を別々に買うより安く、ちょっとしたタイル補修には経済的だといえます。

室内タイルのDIYにもアロンアルフアは便利

天候や水気の影響がない場所であれば、アロンアルフアを使って簡単にタイルを接着できます。そのため、タイルの補修にとどまらず、以下のようなDIYにチャレンジしてみるのはいかがですか。室内の印象が変わるほか、作業が一つの楽しみにもなります。

1. タイル補修を機にデザインを変えてみる

タイルがはがれてしまい、新しいものに貼り替える場合は、思い切ってデザインやカラーを変えてみるのも良いでしょう。何枚か貼り替える場合は、カラフルなタイルを選択してモザイク状にちりばめるのもおしゃれかもしれません。

またタイル表面に絵画のようなデザインやパターンが描かれた「メキシカンタイル」も、DIYの素材として人気です。内装を自分好みに変えるチャンスだと思えば、タイル補修がより一層楽しくなるはずです。

2. タイルのなかった場所に新しくタイルを貼ってみる

既存のタイルを補修するだけでなく、これまでタイルがなかった壁などに新しくタイルを貼ってみるDIYにも挑戦してみてください。とくにデザイン性の高いタイルを貼れば、室内の雰囲気をがらりと変えられます。

タイルの選択によって、北欧風や南米風、イスラム風、アンティーク風など、さまざまな風合いを出せることも面白いポイント。居室の内装に飽きてきた場合にもぴったりです。

なお、タイルを大量に貼る場合は、通常の5倍の容量が入った「アロンアルフア プロ用速効ゼリー状」が役立ちます。

3. 古いタイルで小物やインテリアを作ってみる

取り外した古いタイルを加工して装飾パーツにリメイクし、小物やインテリアを作るというDIYもあります。買えば数千円することもある陶器や磁器のパーツが無料で手に入るので魅力的です。

なお、タイルの加工には「タイルカッター」や「タイルニッパー」という商品が販売されています。通販サイトで売っているので、気になる人は一度探してみてください。

またタイルのパーツを使った小物づくりのDIYに挑戦してみたい人は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてくださいね。

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屋外・浴室タイルを補修する接着剤の使い方

屋外・浴室のタイル補修には、コンクリート用接着剤が便利です。中には変性シリコーン樹脂とエポキシ樹脂を配合した強力な商品もあり、耐振動・耐衝撃性に優れています。そのほか、耐熱・耐水性も高く、天候にさらされる屋外のタイルや浴室をはじめとする水回りのタイルの接着に利用可能です。

使い方は簡単。割れたまたははがれたタイルの裏に接着剤を塗って貼り合わせるだけです。タイル補修の経験がない人でも気軽に作業できるでしょう。

■コンクリート用接着剤の使用法

  1. タイルと下地の接着面を雑巾やハケなどできれいにする(下地が濡れた場合はよく乾かしてから次に進む)
  2. タイル裏に接着剤を線状または点状に塗る
  3. すぐにすり合わせるように接着したい箇所に押しつけ、貼り合わせる
  4. 接着剤が乾くまで粘着テープで固定する(実用強度に達するのは約1日後、完全固化は約5〜7日後)

参考:「ボンド 高性能コンクリート用」のパッケージ

まとめ

アロンアルフアを使った室内タイルの補修はとても簡単です。タイルを数枚貼り替えるくらいであれば、10分もあれば作業を完了できるため、忙しい日常の中でも気軽に実行できます。

屋外や浴室のタイル補修も、タイル用接着剤でパーツを貼り付けるだけなら簡単です。ぜひ気軽にチャレンジしてみましょう。

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