



スニーカーの修理方法を解説!自分で直す手順やお手入れについて

スニーカーのすり減りやはがれなどのトラブルは自分で修理できる可能性があります。自ら直せば、業者に依頼するよりコストを抑えられるほか、スニーカーへの愛着もより一層強くなるでしょう。
今回は、自分でスニーカーを修理する方法について解説します。スニーカー修理に便利なアロンアルフアもいくつかご紹介するのでぜひ参考にしてください。
スニーカーの修理にはアロンアルフアが便利
粘度の高い「アロンアルフア EXTRAゼリー状」が使いやすい
やすり付きの「シュー グー ×アロンアルフア」もおすすめ
縫い目や靴ひものほつれ止めには「アロンアルフア タフパワー」
万が一に備えて「アロンアルフア EXTRAミニ×4」を携帯
スニーカーを自分で修理する方法
つま先やかかとのすり減りを修理
靴底全体がはがれた場合の修理
縫い目や靴ひものほつれ止めの方法
履き口内側の生地切れを修理
キャンバス地についた汚れ落とし
自分で修理するのが難しいスニーカーの劣化状態
加水分解でソールがボロボロになる
アッパーに破れやほつれがある
まとめ
スニーカーの修理にはアロンアルフアが便利

自分でスニーカーを修理する際には、さまざまな種類のアロンアルフアが活躍します。以下を参考に、用途に合った製品をお選びください。
粘度の高い「アロンアルフア EXTRAゼリー状」が使いやすい
スニーカーの修理には、粘度の高い「アロンアルフア EXTRA ゼリー状」が便利です。EXTRAゼリー状はしみ込みにくいので、革の部分にも使用できます。また靴底がはがれてしまった場合も、粘度が高いので凹凸面にも塗りやすいです。
加えて、たれないという性質もあるため、ついてほしくないところに接着剤が流れてスニーカーが汚れる事態が起こりにくいです。
やすり付きの「シュー グー ×アロンアルフア」もおすすめも
スニーカーの修理には「シュー グー ×アロンアルフア」も便利です。靴底はがれなどの貼り合わせに特化して開発されたゼリー状のアロンアルフアと、修理用のやすりがセットになっています。
スニーカーの靴底がはがれた場合、接着面を研磨して古い接着剤を落とすためにやすりを用意する必要があります。シュー グー ×アロンアルフアなら靴の修理に適したやすりがついているため、これ1つでスニーカーの修理が可能です。
なお、シュー グー ×アロンアルフアの具体的な使い方については、以下の記事で詳しく解説しています。作業する際は下記の内容を参照してください。
靴用接着剤の使い方(接着方法)
縫い目や靴ひものほつれ止めには「アロンアルフア タフパワー」
縫い目や靴ひものほつれ止めには「アロンアルフア タフパワー」が役立ちます。タフパワーをはじめとする液状のアロンアルフアは、しみ込ませて硬化させる「浸透接着」が可能だからです。硬化したアロンアルフアがストッパーになり、糸がほつれていくのを防ぎます。
なお、タフパワーを使ったほつれ止めには、「アロンアルフア 専用硬化促進剤」も併用してください。しみ込ませた部分を硬化促進剤ですばやく硬化させることで、周囲が白化するのを防げます。
またアロンアルフア タフパワーは耐水性に優れているため、雨や雪などにさらされるスニーカーへの使用に向いています。
容器が手にフィットしやすいラバー素材でできており、液量の調節がしやすいので、細かい作業もはかどります。
ピンポイントで滴下する場合は、タフパワーに「アロンアルフア 専用極細ノズル」を装着すると、さらに正確な作業が可能になります。
なお、タフパワーを使ったほつれ止めの具体的な修理方法については、後述の「縫い目や靴ひものほつれ止めの方法」をご覧ください。
万が一に備えて「アロンアルフア EXTRAミニ×4」を携帯
カバンなどに入れて携帯するには、使い切りタイプの「アロンアルフア EXTRAミニ×4」が適切です。持ち運びや保管に便利なコンパクトケースに入っており、応急修理が必要な際にサッと取り出せます。
スニーカーの故障は、外出先で突然起こるケースも多いです。街中でいきなりスニーカーの靴底がはがれ、困った経験をした人もいらっしゃるのではないでしょうか。そんなときにEXTRAミニ×4があれば、すぐに応急修理が可能です。
ちなみにアロンアルフア(EXTRA速効多用途やEXTRAゼリー状)は全国のコンビニにも取り扱いがあります。しかし、あらかじめ購入したEXTRAミニ×4をカバンに入れておいたほうが、急なトラブルにもすぐ対応できて便利です。
スニーカーを自分で修理する方法

以下では、自分でスニーカーを修理する方法を、トラブル別に紹介します。スニーカーの状態に合わせて、適切な方法をお試しください。
つま先やかかとのすり減りを修理
スニーカーのつま先やかかとがすり減った場合、修理用のゴムを「アロンアルフア EXTRA ゼリー状」や「シュー グー ×アロンアルフア」で接着します。貼り付けるゴムは、通販サイトやホームセンター、100均などで購入しましょう。
具体的な修理方法は、以下の記事で詳しく紹介しているのでさっそくお試しください。
かかとがすり減った場合
なお、スニーカーのすり減りを予防したい場合は、つま先やかかとなど、すり減りやすい箇所に靴用のすべり止めを塗ると効果的です。
靴底全体がはがれた場合の修理
スニーカーの靴底全体がはがれた場合も、「アロンアルフア EXTRA ゼリー状」や「シュー グー ×アロンアルフア」で接着できます。貼り合わせる前に、やすりで接着面を研磨し、古い接着剤を落とすのが、自分で上手に修理するポイントです。
詳しい修理方法は以下で紹介しているので、ぜひご覧ください。
全体的に剥がれた場合の貼り付け方
縫い目や靴ひものほつれ止めの方法
縫い目や靴ひものほつれが気になる場合、「アロンアルフア タフパワー」をしみ込ませることで対処できます。プラスチック状に硬化したタフパワーがストッパーになって、糸がゆるんでほどけていくのを防いでくれます。
修理方法は簡単。ほつれを止めたい箇所にアロンアルフア タフパワーを少量滴下して「アロンアルフア 専用硬化促進剤」を一吹きするだけです。
注意点として、アロンアルフアは布につくと発熱する恐れがあるため、作業直後はほつれ止めをした箇所に触れないようにしてください。
履き口内側の生地の破れを修理
スニーカーの履き口内側(かかと部分)が破れてきた場合は、専用のパッチやシールを貼り付けることで修理します。ネットで「スニーカー 内側 パッチ」などと検索すれば、かかと修理用の商品が多数ヒットするので、気に入るものを購入しましょう。
修理方法はこちらも簡単。パッチの裏側がシールになっているため、フィルムをはがしてそのまま貼るだけです。
スニーカーのかかと内側がよくすり切れる場合は、前もって予防のために修理パッチを貼っておくのも良いでしょう。商品によっては、パッチを貼ることでクッション性やフィット感が向上し、履き心地が良くなる場合もあります。
キャンバス地についた汚れ落とし
キャンバス地のスニーカーは、洗濯機で丸洗いできます。汚れが目立つようになったら、下記の手順で選択すると良いでしょう。
布製スニーカーの洗濯方法
- ひもと中敷を取り外す
- 歯ブラシで目立つ汚れを除去する
- 洗濯洗剤を入れたお湯に1時間ほど浸ける
- ネットにスニーカーを入れて洗濯機で洗う
- 通常の洗濯モードで洗い、脱水までする
- 完全に乾くまで陰干しして完了
なお、手洗いする場合は、スニーカー用のシャンプーやクリーナーを使うのがおすすめです。また合成ゴムで作られたソールの汚れに関しては、消しゴムでこすると簡単に落とせる場合があります。
自分で修理するのが難しいスニーカーの劣化状態

スニーカーが以下のように劣化した場合、自分で修理するのは難しいといわれています。修理方法がないわけではありませんが、基本的には業者に依頼して直してもらうのが無難です。
加水分解でソールがボロボロになる
ソールが加水分解でボロボロになった場合、自分で修理するのは困難です。靴底のはがれを直すのとは異なり、ソールを再利用できないので、張り替え用のソールを準備する必要があります。しかし、ソールはメーカー独自の非売品であることも多いため、新しいものを用意するのはハードルが高いでしょう。
例外として、ソール本体ではなく、ソールと本体を接着しているのりが加水分解しただけの場合は、自分でも修理できます。ソールを軽くめくり、劣化の状態が軽く、再度貼り合わせられそうなら、なるべく劣化した接着剤をはがしてから「アロンアルフア EXTRA ゼリー状」で接着してみてください。
アッパーに破れやほつれがある
アッパーが破れたり、ほつれたりした場合、自分で直すのは諦めたほうが良いでしょう。アッパーの損傷は、家庭用ミシンではきれいに縫合できません。アッパーを元通り縫い合わせるには、「八方ミシン」と呼ばれる工業ミシンが必要です。
八方ミシンを購入するとなると数十万円(中古でも数万円)かかります。業者に修理を頼めば、1箇所1,000〜2,000円くらいで直してくれるので、任せるのが賢明です。
まとめ
スニーカーのすり減り、ソールのはがれ、各部のほつれなどは、自分で修理できる場合があります。それほどお金や時間をかけず、手軽に直せるケースも多いため、ぜひ一度チャレンジしてみましょう。
なお、修理には実施する作業に適したアロンアルフアを活用するのがおすすめです。出先でスニーカーが壊れた場合には、近くのコンビニやスーパー、ドラッグストア、ホームセンターなどで探してみてください。



