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もう迷わない!アロンアルフアの選び方4つのポイント

知ろう

#使い方・注意

瞬間接着剤として親しまれているアロンアルフアには、実に20種類以上ものバリエーションがあります。

種類が多いということは、目的に合わせた使い方ができる、ということですが、その一方で、いざ接着剤を選ぶ、というときにどれを選べばいいのか迷ってしまうこともあるはず。

そこで、本記事では、アロンアルフアの選び方を粘度別、素材別、容量別、容器・用途別に分かりやすくご紹介します。

「こんな時にはどれを選べばいいの?」と迷わずに選べるようになるので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

粘度で選ぶ

「アロンアルフア」というと、「なんでもくっつけることができる便利な瞬間接着剤」というイメージがありますが、「アロンアルフア」には、実は、たくさんのラインナップがあります。

そして、そのたくさんあるラインナップの中から、ぴったりの1本を選ぶ方法の1つが「粘度で選ぶ」というもの。

詳しく見ていきましょう!

アロンアルフアにはさまざまな粘度タイプがある

(左:タフパワー 中央:木工用 右:EXTRAゼリー状

多様なシーンで活用される瞬間接着剤のアロンアルフアには、さまざまな粘度の商品があります。

そもそも、粘度とは物質のねばり度合いのことで、「粘度が高い」は「ねばり度合いが強い」、「粘度が低い」ということは「ねばり度合いが弱い」と言い換えることができます。

粘度はm㎩・s(ミリパスカル秒)という単位が使われますが、水の粘度は約1m㎩・s。

一般に接着剤では、1~50m㎩・sが低粘度、50~500m㎩・sが中粘度、500m㎩・s以上が高粘度に分類されます。下の表に記載されている粘度を確認すると、アロンアルフアは低粘度・中粘度・高粘度それぞれのタイプがある、ということが分かりますね。

この粘度の違いによって、しみこみやすさにも違いが見られます。

(左:タフパワー 中央:木工用 右:EXTRAゼリー状

例えば、革製品でしみこみやすさを比較したところ、粘度の低いタフパワーは塗布してすぐしみこむものの、粘度が中程度の木工用は塗布して少ししみこむ程度で、粘度の高いEEXTRAゼリー状は、全くしみこまない、という結果に。

陶器や革などのしみこみやすい素材の接着に使用する場合は、高粘度のアロンアルフアを選ぶのがおすすめです!

低粘度タイプの特徴

低粘度とは、「ねばり度合いが弱い」ということ。

この低粘度タイプに該当するアロンアルフアとして挙げられるのが、タフパワー速効多用途をはじめ、プロ用No.1低粘度多用途(釣り名人シリーズ)などです。

特に、プロ用No.1低粘度多用途(釣り名人シリーズ)は水のようにさらさらしているので、しみこみにくい素材や平らな面の接着に向いています。溝や合わせ目にも流れこんでくれるので、すき間に流しこんで使用したいという時にも便利です。

中粘度タイプの特徴

中粘度とは、少し粘度があり、塗布してすぐに流れてしまうことがない液状タイプ。

この中粘度のタイプに該当するアロンアルフアには、木工用EXTRA耐衝撃(プロ用耐衝撃)プロ用No.3などがあります。

粘度が低い方が少量を出しやすいので、陶器や木材など、接着剤がしみこんでしまう可能性がある素材で、かつ細かい箇所の接着の場合におすすめの商品です。

高粘度タイプの特徴

高粘度タイプとは、「ねばり度合いが強い」タイプのこと。

このタイプのものとして、EXTRAゼリー状ゼリー状プロ用No.5 などがあります。

とても粘度が高いため、しみこまず、垂れません。そのため、垂直な壁面や、しみこみやすい素材の接着に向いています。

また、低粘度タイプよりも固まるのがやや遅いので、塗布してから多少の位置調整をすることが可能です。粘度が高く、いわゆる液体のりや木工用ボンドなどとも感覚が近いため、初心者の人にも使いやすいです。

接着したい素材で選ぶ

使用するアロンアルフアを選ぶ方法として、次に挙げられるのが「接着したい素材で選ぶ」という方法です。

では、素材別での選び方を見ていきましょう。

木材

木材の接着におすすめなのは「アロンアルフア木工用」か「EXTRAゼリー状」。

接着剤がしみこみやすい木材もしっかり接着できるよう粘度が高いアロンアルフアを選びましょう。EXTRAゼリー状はゼリー状ながら硬化速度も速いので、より細かい箇所の接着には少量を出しやすい液状の木工用、より速く接着したい場合はEXTRAゼリー状がおすすめです。

金属

金属を接着する際におすすめなのが、「アロンアルフア EXTRA耐衝撃」と「アロンアルフア タフパワー」です。

EXTRA耐衝撃は、衝撃が加わりやすい箇所の接着に適した接着剤。

金属のほか、合成ゴムやプラスチックも接着可能で、フィギュアの創作、プラモデル、DIYなどにもぴったりです。

また、タフパワーは、耐水性・耐熱性に優れた接着剤。

水がかかる金属製のキッチン用品の補修にもおすすめです。

もし、この2つが見つからない場合は、幅広い素材に使える「アロンアルフア EXTRA速効多用途」を見付けてみてくださいね。

金属向けの接着剤については、こちらで詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

金属向け接着剤の種類や特徴とは?選び方やおすすめ商品、接着方法について

塩化ビニル

塩化ビニルとは、「塩化ビニル樹脂」または「ポリ塩化ビニル」のこと。省略して「塩ビ」とも言われ、PVCと表記されます。

五大汎用樹脂の一つで、家具のフェイクレザーや上下水道管などに用いられています。

この塩化ビニルの接着には「アロンアルフア プラスチック用」や「アロンアルフア EXTRA速効多用途」「アロンアルフア タフパワー」などがおすすめです。

プラスチックか塩ビか分らない時は「アロンアルフア プラスチック用」、耐水・耐熱性が欲しいときは「アロンアルフア タフパワー」、上記に当てはまらない時は「アロンアルフア EXTRA速効多用途」という基準で選ぶといいでしょう。

ゴム

ゴム製品は、一般的な接着剤ではくっつかない素材。

そのため、ゴム製品の接着にはゴム用の接着剤を使う、というのが大前提です!

ゴムにもいろんな種類があり、それぞれの種類に応じた接着剤が必要となりますが、ゴムの接着におすすめなのが「アロンアルフア タフパワー」や「アロンアルフア EXTRA 速効多用途」、「アロンアルフア EXTRA ゼリー状」。

これらが見つからなかった場合は、「アロンアルフア 一般用」を使うといいですよ!

ゴム用接着剤を使う際のポイントは、こちらの記事で詳しく紹介しています。
ぜひ参考にしてください。

ゴム用接着剤を使う際のポイントとは?おすすめ商品や選び方について

プラスチック

プラスチックは、一般的な接着剤でくっつけることができますが、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)など、一部のプラスチックは一般的な接着剤でくっつけることはできません。

これらの種類のプラスチックをくっつけるためには、プラスチック専用の接着剤を使用するのがおすすめ。

プラスチックの接着に使用したいのが「アロンアルフア プラスチック用」です。

付属しているプライマーで接着面を下処理することで、ポリエチレンやポリプロピレンも接着が可能に!

フィギュアやプラモデルの創作、プラスチック素材のおもちゃの補修に役立ちます。

もし、プラスチック用が見つからなかった場合は、「アロンアルフア タフパワー」もおすすめ。

ただし、ポリエチレンやポリプロピレンの素材はプラスチック用以外のアロンアルフアではくっつかないので、素材を確かめてから使用してくださいね。プラスチックの種類が分からない!というときはプラスチック用を使いましょう。

プラスチック向けの接着剤については、
プラスチック向け接着剤とは?おすすめ商品や選び方、接着方法について
の記事で詳しくご紹介しています。
ぜひ参考にしてください。

陶器

割れた陶器は、一般的な接着剤ではくっつきません。

そこで必要となるのが「陶器用の接着剤」。

おすすめは、「アロンアルフア EXTRAゼリー状」と「アロンアルフア タフパワー」、そして、「アロンアルフア 木工用」。

いずれも、割れた陶器をしっかり補修することができますが、口や食べ物が触れる場所の補修は避けてくださいね。

陶器向けの接着剤については、こちらの記事で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。

陶器向け接着剤のおすすめは?陶器・陶磁器が割れた際の修復方法も解説

容量で選ぶ

アロンアルフアは、素材別で使用するものを選ぶことができますが、素材だけでなく、その容量にもバリエーションがあります。

ここからは、アロンアルフアの容量について見ていきましょう!

通常タイプは2g、ゼリー状は4g

アロンアルフアの容量は、液状タイプが2gで、ゼリー状は4g。

2g、4gというと少なく感じますが、10円玉の面積に対して1摘程度の量でしっかりくっつけることができるので、通常使う場合には十分な量、となっています。

プロ用は20g入りの大容量

アロンアルフアにはプロ用シリーズが6種類ありますが、このプロ用シリーズの容量は20gと大容量。

ヘビーユーザーには、プロ用シリーズを選ぶのがおすすめです!

持ち歩きに便利なミニタイプ

アロンアルフアは1本あると便利な瞬間接着剤ですが、常に持ち歩くとなるとできるだけコンパクトだと助かるもの。

そこでおすすめなのが、ミニタイプ。

ミニタイプは1本0.5g入りで、1回使い切りの容器となっています。

丈夫なケースに入っているので、バッグの中でも散らばることなく安心ですよ。

ちゃんと使いきれる保存法

壊れたものの修理や何かの創作にアロンアルフアを購入したものの、最後まで使い切らなかった、という経験がある人は多いはず。

そんな時によくあるのが、「次に使おうと思ったら固まって使えなくなっていた!」ということではないでしょうか?

これを防ぐ保存方法が「ノズルをキレイに拭いてキャップをカチッと音がするまで閉めた後、冷蔵庫にしまう」というもの。

ノズルに接着剤がついたままキャップをすると、キャップが最後まで閉まらず、空気中の水分と反応して接着剤が硬化してしまいます。逆に、キャップがきちんと閉まっていれば、容器の中ですぐに固まってしまうことはありません。

この時のポイントは「ノズルを拭くのはキッチンペーパーなど厚手の紙または布を使用する」こと。

その理由は、ノズルについた接着剤を薄手の布やティッシュで拭き取ると、しみこんで熱くなるため。また、ティッシュで拭くと、ティッシュのくずがノズルについてしまうこともあるからです。

また、冷蔵庫にしまうのは、アロンアルフアが苦手な「熱・水・光」を避けるため。これらを避けるとより長持ちします。

温度が低いままで使用すると、なかなか接着しない、ということにつながるので、使用する際は室温に戻してから使ってくださいね。

容器・用途で選ぶ

アロンアルフアの選び方には、素材・容量での選び方のほかに、容器・用途で選ぶ、という方法もあります。

どんな選び方なのか、詳しくご紹介していきます!

細かい作業

接着剤で何かをくっつける、という時に、「細かい作業が難しい」と思ったこと、ありませんか?

アロンアルフアなら、「アロンアルフア 専用極細ノズル」を装着することで、細かい部分の作業が簡単になるんです!

また、「アロンアルフア EXTRAスティック」は、塗布部分の先端がつまようじのようなスティックタイプなので、ピンポイントでの塗布が可能。

細かい部分の作業をするときには、ぜひこれらを活用してみてください。

また、細かい作業をする際には、上記以外にもアルミチューブをプラスチックケースで覆うことで押しやすくなった「アロンアルフア EXTRAゼリー状」や、ラバー素材を使用していて手にフィットしやすく、微細な液量コントロールが可能な「タフパワー」もおすすめ。

アロンアルフア EXTRAゼリー状」や、ラバー素材を使用していて手にフィットしやすく、微細な液量コントロールが可能な「タフパワー」なら、中キャップもなく簡単ワンステップで、開封してすぐ使えるのも魅力です。

色付きの接着剤

瞬間接着剤は、基本的に無色透明なので、接着剤を塗布してくっつけようと握ったら、付いてないはずの場所に瞬間接着剤が付いていて大変なことになった!ということはありませんか?

そんな失敗を防ぎたい!という方におすすめなのが「アロンアルフア カラーチェンジ」です。

カラーチェンジは、紫色の色がついていて、塗ったところが分かりやすいのが特徴。

固まったら色が消えるので、はみ出した部分も目立たず便利です。色が変わるユニークな接着剤なので、お子様が工作に使っても楽しいアロンアルフアです。

衝撃がかかる箇所

せっかく瞬間接着剤で接着したのに、落としたらまた壊れてしまった、ということはありませんか?

アロンアルフアを含め、瞬間接着剤は衝撃に弱いという側面があるため、衝撃がかかる場所を瞬間接着剤でくっつける場合には、衝撃に強いものを選ばなくてはなりません。

おすすめなのが、「アロンアルフア EXTRA耐衝撃」や「アロンアルフア プロ用耐衝撃」。

せっかくくっつけたのに壊れてしまった!ということを防ぐことができるので、おもちゃやスポーツ用品等、衝撃が加わるものをくっつけるときは、耐衝撃タイプを活用してくださいね。

耐水・耐熱性

のりや一般的な木工用接着剤などは、接着剤に含まれる水分がだんだん蒸発して固まる仕組み。したがって、水のある場所は接着するのが難しい場所ともいえるんです。

また、多くの接着剤は熱にも弱い、という性質があります。

つまり、水や熱にさらされる箇所をくっつける際には、耐水・耐熱性に優れた接着剤を選ばなくてはならない、ということ。

アロンアルフアの中でも耐水性が高く、耐熱性も持ち合わせているのが「アロンアルフア タフパワー」です。

タフパワーは、従来のアロンアルフアに比べて約2倍の耐水性と約3倍の耐熱性があるので、水回りや熱にさらされる場所(ガーデニング用品、お風呂周りの道具、キッチン用品あなど)の接着に欠かせません。

靴の補修

外出先で突然靴底が剥がれてしまった、ヒールのかかとが折れてしまった、という経験がある方は少なくないでしょう。

そんな時に役立つのが「シュー グー ×アロンアルフア」。

やすりがセットになっているため、接着面を整えてから接着することが可能で、しっかり補修することができるんです。

もし、シュー グー ×アロンアルフアが見つからない場合は、水に強い「アロンアルフア タフパワー」や、コンビニで購入できる「アロンアルフア EXTRAゼリー状」がおすすめです。

まとめ

アロンアルフアには20種類以上ものラインナップがあり、それぞれの素材や容量、容器や用途で使い分けることができます。

どれを選べばいいか分からないというときはピタロンに相談することでも解決できます。

お問合せページから、ピタロンに相談してみてね!

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